「技術書典3」にサークル参加したところ、この上なくストレスフリーな神運営だった

普通にイベントが終わったときはわざわざレポ書かないので、ブログが更新されるというのは、ただ事じゃなかったときです。

 ということで、秋葉原で開催される技術書典は初サークル参加でしたが、運営があまりに神がかっていて、最高にストレスフリーな頒布が出来たのでご案内します。

 

1.電子決済がすごい

 運営さんが開発(!)してくれた独自(!)の決済システム(!)が無料(!!!)で使えた。

キャッシュレスな頒布、一度やってみたいと思ってたけど踏ん切りが付かない矢先だったので大変良い経験になった。

というのも、技術書典サイト上の告知ページに本の概要と金額を載せたら、当日にスタッフさんにQRコードの付いた値札を貰えた。

これの机の上に置いてあるやつ。立てるペーパースタンドまでセットで頂ける気の利きよう。

あとは、電子決済を希望する参加者さんが、自身のスマホで購入手続きをして、完了画面を見せてくれる。ので、サークル側は端末がいらない(本当は端末があると誤購入時のキャンセル処理ができるらしい。でもスタッフさんに相談したところ、「本部に行ってくれれば管理者権限でキャンセルできるよ」とのこと。まあ、現金で返金しちゃう「運用でカバー」案が楽そうだけれど)。

なので電子決済利用者には、口開けて画面チラ見して、本手渡すだけで頒布が終わる。釣り銭の準備も、盗難防止の意識も、何も要らない。神か。

しかもこのシステムは「後払い」らしく、その場では決済のトランザクションが発生してない?ようなので、タイムロスがない。1秒くらい。

しかも売上はもう今日には振り込まれてた。全部運営さんが肩代わりしたの? お金持ちだ。

ちなみに電子決済ご利用頂いた方は割合にすると15%くらい(うち2名はスタッフさん)でした。次からもっと広まりそう。

 

2.サークル情報の公開ページがすごい

技術書典のサイト上で、頒布物の情報が登録・公開できる(上、前述の決済システムに連動)。

しかも自分のサークルへの「被チェック数」が分かる。さらに、「前回開催時は、平均頒布冊数は被チェック数の平均値の約2倍」という結果が公式ブログに掲載されていたから、「被チェック数の2倍くらい売れるのかなあ」と思ったら、本当に2.21倍売れた。すごい。

 

3.一般入場者へのホスピタリティもすごい

同人誌即売会にありがちな満員電車並の混雑を避けるため、徹底した入場規制でキャパシティをコントロールしている。

このくらいの程よさが維持されている。

それでも待機列が出来ないように、整理券制(+何番まで入場可能かは常時サイトで確認可能)なので、行列に並ばず秋葉原をお散歩して待ってられるっぽい。

さらに、即売会のホールと別のフロアも借りて、見本誌を立ち読みしたり、戦利品を座って読んだりする空間ができてる。コーヒーと水も無料で振る舞われてる。一般入場は無料なのに!すごい!!

 

4.情報公開がすごい

主催の方が放送で、何かとアナウンスしてくれる。スペースにほぼほぼ固着しているサークル参加者にとって、周囲の状況が分かるのは嬉しい。

 

5.参加者の民度が高い

台風接近に伴う大雨のせいで来場者が減ったのか、逆に屋外イベント中止の余波で増えたのか、よくわからないけど参加者の質が本当に良い。変な人いない。良い。

 

あとは個人的に良かったことになります。

 

嬉しかったこと:周囲のサークルさんが本を買ってくれた

お隣のサークルさんが買ってくれたこととか、今までにも何回かあったけど、今回は、両隣+向かいのサークルさんがそれぞれ買ってくれた。コンプリートしたのは初めてだったので嬉しかった。

 

嬉しかったこと:ついでに持ち込んだ、「同人イベント客層レビュー本」の在庫が捌けた

特に技術書に関係ないんだけど、ついでに持って行った「同人イベントの客層をレビューして一番売れるイベントがどこか明らかにする本」が捌けた。

なんでこれが捌けると嬉しいのかって言うと、本書の中で技術書典は「まだ参加したことないからレビュー不可」って記載してたのね。だから今後のイベントでコレを頒布できない(しにくい)というアレを抱えていたのです。

でも今回捌けたから、技術書典の話含めて、いろいろとアップデートして、余ったページを埋めるために載せてた「『騎士団長殺し』を読まずに書いたレビュー」ももう古いので削って、改訂版を出したい。

 

で、次のイベントはコレに出ます。

 来週ですね。よろしくお願いします。