夢から覚めた街、舞浜を見に行く

我々の不断の努力・忍耐により、晴れて都道府県境を越えるお許しを与えられたその日、私は暫定停戦ラインを跨ぎ、数ヶ月ぶりに小池百合子統治下からの脱出に成功した。

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向かったのは、東京ディズニーランド・ディズニーシーが休眠状態にある舞浜の地。東日本大震災時ですら翌月には営業再開をしていたことを考えると、この街が「夢から覚めている」景色というのは大変貴重なのである。

 

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舞浜駅を出てすぐの時点で、すでに立ち入り禁止になっている。

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「監視カメラ作動中」という無機質な警告文。とてもディズニーランドらしからぬ、「株式会社オリエンタルランド」としての統治を匂わせる感じがすごく良い。こういうのが見たかった。

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舞浜駅には意外と人がいて、改札を出るとみんな左に向かう。

f:id:mohi_wakame:20190620112233j:plainイクスピアリが営業を再開しているからだ。

半年ぶりに聞く「いってらっしゃ~い↑」の声に心が躍る。

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入場時には検温が行われ(サーモグラフィーの前を人が歩いていく、空港方式)、なので流れ自体はスムースなのだが、混雑時を想定して待ち行列のラインが引かれている

f:id:mohi_wakame:20190620112338j:plainところ狭しと引かれた線が、狂気を感じて良い。

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この光景はイクスピアリの中でも同様で、各店舗への入場列などがいたるところに引かれている。

f:id:mohi_wakame:20190620112502j:plainまだ引くべき基準も曖昧なようで

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斜めに移動していく「千鳥足方式」を採用している店舗もあった。

とは言えまだ、どの店舗も列ができるほど混雑していない。大規模商業施設の、開業前の地域住民向けプレオープンの時期のような雰囲気。

そこから、公共交通機関であるディズニーリゾートラインに乗る。

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運転間隔は13分。車両1台だけが循環していることになる。

f:id:mohi_wakame:20190620114720j:plain東京ディズニーランド
こちらもソーシャルディスタンスを確保するための線が敷設されている。

f:id:mohi_wakame:20190620114840j:plainベニヤ1個分の間隔を開けて、黄色いテープをトンカチで叩いて貼り付けていく。
それにしても、こんなにジグザグしながら移動したら、駅からパークに入るまでだけで半端ない移動距離になりそうである。再開後、ゲストは体力勝負になりそうですね。

それと気になるのはパーク内。密集しそうな場所でも、ディズニー的に「近付かないで」「離れて」「間隔を開けて」という直球のリクエストは忌み語にしそう。「このあと、皆さんの間をダッフィーたちが通ります。ダッフィーが来た時に通りやすいように、1人分、間を開けてくださいね」みたいなアナウンスをして、「なるほど、ちゃんと間を開けておけばここをキャラクターが通ってくれるかもな」みたいな子供でも分かるベネフィットを訴求して無意識に行動変容を促す、くらいのホスピタリティは発揮してくれる、気がする。密閉・密集・密接はすべてNGワード指定、「あいだ」「すきま」「とおりみち」みたいな言い方になるんじゃないかな、という想像。

f:id:mohi_wakame:20190620114917j:plainホテルも工事中だけど、足場が直接見えないようにホテルの外観を模した布を被せてる。

f:id:mohi_wakame:20190620120328j:plain他にも大規模工事は各所で行われている。

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f:id:mohi_wakame:20190620121057j:plain普段なら絶対に軽トラがいないところに軽トラがいる。

f:id:mohi_wakame:20190620121220j:plainちなみに駅からは外に脱出できないようになっている。

f:id:mohi_wakame:20190620121327j:plainディズニーシー・ステーションは、乗車用と降車用でホームが分かれているので、どういう運用になっているのかと思っていたが、改札機を開放して駅舎から出られないような運用にしていた。

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ちなみにオリエンタルランドの株価は、すでに前コロナ水準に戻ってるからすごい。早く営業再開されると良いですね。

【完全予想】2020年夏以降の同人イベントに起こりそうな7つの変化

中学生の頃、初めてコミケに行き始めた頃にこんなことを聞いたことがある。

コミケに必要なのは、小学生並みの好奇心、中学生並みの体力、高校生並みの結束力、大学生並みの時間、そして社会人並みの財力」みたいなの。

結局社会人になって財力が追いついたときにはコミケがなくなったので難しいですね、

どうも、同人イベントに物申す芸人です。

とうとう宣言解除となりましたが、同人イベントはきっとこれからいろんな変化があるんだろうな、って思って、せっかくなので予想してみました。ソースは全部俺の脳内、7つはあり得る各パターンなので両立しえないものもある。

 

1.一般参加者も事前登録制の即売会が増える

今後、「不特定多数が集まるイベント」というのはきっと風当たりが強くなるだろうし、すると「いえ、特定多数です」と反論しやすい(感染者が出たときも足取りが辿りやすい、ということにしやすい)事前登録制のイベントは増えそう。

数年前からソシャゲのファンイベントとかは「人が殺到」「長蛇の列」とかで叩かれるくらいなら、と登録制イベントが増えたし、技術的には出来る(んだろうけど、どうも同人イベント界隈はアナログ派主催も多いので、どこまでデジタライゼーションが実現するかは肝ですね。技術書典とかコロナ前から近いことやっていたから余裕だろうけど)。

必然的に一般参加の入場料は上がるし、それに伴い参加者1人あたりの消費金額はたぶん増える。から本は売れるようになると思いますね。

 

2.一般参加者入れ替え入場制がデフォに

本を売る同人イベントは、雨風に弱い。なので屋外での開催はまぁ厳しかろう。どうやらお上さんサイドは「会場定員の半分」が1つの基準じみてきていますが、この定員とやら、たとえば大田区産業プラザPiOの大展示ホールで「1,500人」。つまり350spくらいでイベント開催することが多いPiO1階で、「750人」までに抑えなければいけないわけですから、350spで1sp2人いたらそれだけでもう700人。スタッフ・各業者40人としたらもう一般は10人しか入れなくなる。となるともう、200spくらいに抑えて、入れ替え入場制で第1部、第2部、第3部、第4部制くらいになるのが当たり前になりそう。ここは前項の事前登録制との相性は良いね。あとは、限定個数のグッズとか作ると第1部の転売屋に買い占められるケースもあるだろうから、希少な限定グッズを先着順で頒布するようなスタイルは下火になるかもしれません。

 

3.高単価グッズ系サークルはイベントに出なくなる

 前項の後半の話にも近いけど、抱き枕カバーみたいな布モノなど、高単価のグッズサークルはもうオンライン経由の受注生産に切り替わる動きはたぶんありそう。動く金が大きい分、開催可否の読めないイベントに向け数百万円かけて発注するのは無理があるだろうしね。

 

4.地方イベントがちょっと元気になる

各イベント会場で詰められるだけ長机を詰めてたスタイルがタブー視されると、次にあるのは会場費の安い郊外で中小規模イベントが元気になるかもしれない。県境またぐのもしばらくご法度な気配もあるので、すると「無理にインテまで遠征せずに、地元県のイベントさ出るか」という動きは増えそう。同人便箋とか復活したら面白いね。

  

5.本が厚くなる

 内容勝負になるから1冊1冊は厚く充実してくるんじゃないすかね。イベント初売りだとしても、書店委託や電子版でもある程度売れそうなボリュームある本にシフトする気がする。今まで24pの新刊を3種出してたサークルが72pの1種にまとめるイメージ。ペラ本とかペーパーとかグッズに掛けてた工数で本が厚くなる。

 

6.各ジャンルごとのクラスター化が進む

 ここ10年くらいの傾向として、男性向けで言えば葉鍵みたいなパワーのあるオンリーやるようなジャンルが減り、女性向けもオンリー合同開催と言う名の大型イベントに収束されはじめた中で、1,000人くらいで開催規模にキャップがはめられると、特定ジャンルで独自の生態系が息長く続くような、ガルパンみたいなクラスター(いつの間にか忌み語になっていた)のジャンルが流行るんじゃなかろうか、と思ったり思わなかったりする。

 

7.初参加サークルが減り、同人サークルの連鎖が終わる

ジャンルによるとは言え、

「特定のサークルorジャンル目当てに即売会に来る→影響を受けてサークル初参加→出続けることで常連サークルに」というプロセスを1年半~2年くらいで経験している人は多く、見慣れた気がする同人作家も「実は一昨年のコミケに一般参加したのが初めての同人イベントで・・・」みたいな人は多い。

イベントが開催されてない間も、結婚・就職・死去・真人間化等々の事情で同人活動を辞める人も多く、いわば風呂の栓が開いている状態で、「物見遊山で一般参加したら、自分も本を出したくなってしまい・・・」という蛇口は止まっている(中でも最大の蛇口であるコミケが止まっている)。すると、2020年冬だか2021年春だか夏だか冬だか、次のコミケのときには活動をやめているサークルが増え、新入りは減り、参加サークル数がガクッと減っている、というのもあり得ることなんじゃないかと思ってる。

 

そう考えるとやっぱり、規模の大小はさておき「同人イベントが開催され続けている」ということが大事なんじゃないかな、と思ってる。

 という宣伝だった。

【創作/自作小説】闇営業をしている焼き鳥屋に行った。

おうち時間を活用して自作小説を書きました。

内容は完全フィクションです。

 

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通勤という概念が消滅して、はや2ヶ月。”退勤”感のない”退勤”を済ませると、ふと無性に焼き鳥が食べたい自分に気付いた。同居人に聞くと、彼もまたそうらしい。なるほど、外ではよく出るが家だと食べないメニューだからだろうか。

スマホで簡単なリサーチを試みる。インターネットでなんでも分かる時代になったはずだったのに、今ではGoogleで「営業中」となっていても営業しているかは確信が持てない。情報の精度が10年ほどタイムスリップしている。

8時過ぎ。コリドー街はシャッター通りと化している。昨年末、忘年会で金曜日の夜にコリドー街に迷い込み、歩けないくらい混雑していたのを思い出す。新橋へ。「ゴホン!といえば 龍角散。」との看板。今のご時世、ゴホン! は龍角散では済まなくなってしまった。

SL広場へ。人はちらほらいるが、皆帰路につくサラリーマンが駅に向かっている。まるで朝のような光景。人口密度が大きく下がってる分、射程の広さでカバーするためか、キャバクラのキャッチは自転車に乗って迫ってくる。怖い。

目星をつけていた焼き鳥屋は営業していた。真っ暗闇の飲み屋街で誘蛾灯のように1軒だけ明かりが灯っている。ガラガラと扉を開けると、狭い店内はサラリーマンや何をやってるんだかよく分からない人たちで、そこそこ人がいた。そういえば"酔っ払い"という人種を見なくなって久しい。「酔って声がデカくなってしまうおっさん」を見て、もはや慈しみにも似た感情を抱く。緩やかな背徳感を共有した心地よい店内。

時刻は8時半。サラリーマンたちが三々五々、そそくさと店を後にする。さながら通常時の終電30分前みたいな雰囲気。コロナが生んだ時差はちょうど3時間っぽい。

ねぎま、ハツ、砂肝。焼き鳥をビールで流し込む。カウンターの席に常連らしきオッさんは、店員にダル絡みをしている。「うちだといくら飲んでも全然酔えねえんだよ。だから酔いに来てんの!」と。なるほど、これが真理なのかもしれない。ササミは表面にだけ軽く焼き目がつけられ、中はほとんど生。生肉の美味しさの9割は背徳感だと思っているので、今宵のやましさはすごい。やましさオブ・ザ・イヤー受賞である。

人もまばらになった店内を出る。終電が完全に終わったような街の雰囲気。2時か3時みたいな空気が漂っているが、時刻は10時過ぎ。ガラガラの都営浅草線で帰った。

観光客のいない沖縄に行って米軍基地を見た

夏を先取りしたくて、沖縄に行った。

 思ったより夏だったので良かった。

 なぜだか観光客が全然いなかったので

 人気店も並ばずに入れたし

 おいしい食べ物が多くて

最高でしたね。

で、タイトル。別に米軍基地を見に行ったわけではないんだけど

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沖縄の日常にあまりにも近接した米軍基地の存在が印象的だったのでブログを書く。

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「軍用地」という見慣れない単語が街に溢れているし、

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国道を走っていると米軍のパトカーに抜かされる。

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普天間基地、看板は遊園地みたいにも見える。

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基地の隣を野球少年たちが自転車で駆ける。

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「うえはら児童公園」。上半分の空白は普天間基地

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公園の後ろには鉄条網。

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ボールを蹴飛ばしたら入ってしまいそうな位置に基地がある。

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柵1枚で、どこにでもありそうな街と米軍基地がセパレートされているのは、見れば見るほど不思議だ。
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これは嘉手納基地。奥半分に大きな滑走路が見える。

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着色されているのが嘉手納町のエリア。基地が街にあるというより、街が基地にあるといった感じにも見える配分。

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オスプレイ反対Tシャツと米空軍Tシャツが並んで売られてたりする。

どうも東京にいると、沖縄では基地をめぐってイデオロギー対立だけがあるように感じるが、現地では「あるべきではない」とか「容認すべき」とか以前に、そこに”ある”。

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車で沖縄本島を一周し終わる頃には、基地特有の鉄条網も見慣れてきて

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米軍文体も読み慣れてくる。

 「やんばる」と呼ばれる北部エリアは開発もされていなくて、いろいろと予想外があって楽しかった。

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観光ガイドにも載っていない離島で、沖縄人(ウチナーンチュ)で賑わう天ぷら屋さんがあった。

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「お時間のないお客様ご遠慮下さい」とあり、天ぷらを揚げる待ち時間は「約40分」。

ウチナー時間を見せ付けられて、また来るときは天ぷらが上がるのを40分間待てるくらいの余裕を持って来たいなって思った。

ハルヒの聖地へ、長門有希のモデル? が書いたメッセージを見に行く

涼宮ハルヒシリーズは、我々平成エヌ年生まれのオタク*1にとっては特別な存在だと思っている。

思えば初めてコミケに行ったのはハルヒの同人誌を買いに行くためだったし、「キョンの口調を真似たことがある」「禁則事項です、と言ってみたことがある」「大学に入学して、SOS団の新入生歓迎に行ってみたら思いの外リア充くさかったので退散したことがある」などはいずれも、他ならぬ私が経験した道だ。

憂鬱、溜息、退屈、くらいまではハルヒ派と長門派がそれぞれ一定の勢力を保っていたが、『涼宮ハルヒの消失』で一気に長門有希に惹かれた人は多い。ルイズの本名と同じくらい流暢に、長門有希の正体が暗唱できる人は多いはずだ。

そんな長門有希にはモデルが実在するという説がある。元ネタは何を隠そう『涼宮ハルヒの消失』原作で、「あとがき」にこんな記載がある。

高校時代、僕は一瞬だけ文芸部に所属していた。メインの部活動が他にあったので足を向けるのは一週間に一度もあればいいほうだったが、もともと週一でしか開いていなかった。部員が一学年上の女子生徒一人だけだったからである。僕が初めて門を叩いたとき、眼鏡をかけた理知的な顔つきの彼女が唯一の部員で部長で先輩だった。その先輩と当時の僕が何を話したのか、何か話すことがあったのか、全然覚えていない。ひょっとしたら何一つ話などしなかったのかもしれない。
(中略)

三年生になると先輩は部活を引退して受験勉強に専念するようになった。期を同じくして新入部員が五人くらい入ってきた。なぜだか解らない。もう一つの部活のほうが圧倒的に楽しくなっていた僕も間もなく文芸部に行かなくなった。
先輩とは彼女の卒業の日に会った。そこでの会話も記憶にない。たぶんあたりさわりのない会話をして淡々と立ち去る後ろ姿を見送ったのではないだろうか。
その先輩の名前を思い出すことができない。きっと先輩も僕の名前を覚えていない。だけどあの時そこに誰かがいたことは彼女も覚えているんじゃないかと思う。
僕がそうであるように。

 

谷川流涼宮ハルヒの消失株式会社KADOKAWA、2004年、p.253-254

 で、この長門有希のモデル? の人にはややエモなエピソードがあって、ハルヒの聖地となっている喫茶店の雑記帳について、とある新聞記事にこんな一節がある。

「谷川君夢叶えたんだね。アニメのハルヒを見ていると、あのころの気持ちを思い出して懐かしく楽しんでいます」

谷川が西宮北高時代に所属した文芸部の一つ上の先輩と名乗る人がひっそり寄せたメッセージである。

このややエモなエピソードがずっと好きで、このメッセージをぜんぶ読んでみたいなあとずっと思っていた。ワニより先に死ぬかもしれない私にとって、せめてこのメッセージを読んでから死にたいと思い、聖地の兵庫県西宮に向かった。

 

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阪急電車に乗って西宮へ。

この洒落た車体といえば、思い出すのはあの小説であろう。

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有川浩の『阪急電車』もまた、平成エヌ年生まれの(特に女オタクには)かなり突き刺さっている作品であるが、その舞台である阪急今津線も通る駅がここ

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西宮北口駅」である。

この右にある時計台はハルヒで時折出てくるモニュメントであるが、「西宮北口駅」までで駅名であるので

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西宮北口駅の南側には「北口南阪急ビル」が立地するなど、倒錯したネーミングが際立つ。

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アニメ1期放映から14年(14年!?)経っているということで、街なかに残る聖地の面影はわずか。

西宮北口駅から徒歩数分のところに、『喫茶屋 ドリーム』がある。

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以前はファンらがフィギュアを並べる一角もあったそうだが、店舗が移転したこともあり、今となっては巡礼に来るオタクの姿もなく、地元の中高年がまったりとくつろぐ喫茶店である。

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新聞や週刊誌が並ぶ本棚にひっそりと、「雑記帳」はあった。

今のところシリーズ11冊目。昔の雑記帳が見たいと店員さんに頼むと、快く店の奥から引っ張り出してくれた。

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なぜか「響け!ユーフォニアム」の袋には過去の雑記帳がずっしりと入っている。

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1冊目から順に、該当のメッセージを探す。

で、こちらがシリーズ2冊目。

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結論から言うと、この2冊目のとあるページに該当のメッセージがある。

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谷川くん 夢をかなえたんだね おめでとう

私の高校時代と言えば 何をしてたんだか分からない時期でした

25年もたってふり返ってみると あの 何だかわからないあの時が大切な時だったんだね

あの時に人って 作られていたのかも・・・・

私は今でも あんなかんじ 携帯ももってないし

アニメのハルヒを見てると あのころの気持ちを思い出して なつかしく 楽しんでいます

またどこかで会えるといいね お元気で

 西宮北高元文芸部 ひとつ上の先輩

茶店でひとり、うるうるしながら何度も読み返した。「あの 何だかわからないあの時が大切な時だったんだね」がとてつもなく良い。

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帰り、西宮北高校を見に行った。

西宮は山と海が近い町で、校門の前の坂道からは市街が一望できた。坂道のある町は物語が生まれやすいのかもしれないと思った。

*1:主語が大きい

東京土のうコレクション2019

台風一過です。どうも、もひもひです。

いかがお過ごしでしょうか。

 

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不謹慎を承知で言いますが、やっぱりこういう非常事態はワクワクしてしまいますよね。防水板みたいな「いつ使うねんこれ」みたいなモノが実際に使われてるのを見るのは楽しい。

で、今日鑑賞したいのが、

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土のう。

この手の災害に不慣れな東京では、ベストプラクティスが何なのか今ひとつ分からないまま、各店舗が思い思いの備えをしていた。一夜明けて、何事もなかったことが分かった上で鑑賞すると非常に趣深い。

例えば上のスギ薬局は、物量豊富な土のうとビニールシートで二段構え。薬剤師らしいダブルチェック体制が敷かれているのが分かる。分かってくれ。

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都市銀行。なんとも銀行員らしい、年季の入った土のうが丁寧に積まれている。土のう出すのに支店長に稟議回したりしたんだろうか。

 

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薄切りの土のうを重ねて並べる焼き肉方式。思想が出るから楽しい。


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ガラス保護のために養生テープを貼ってる例。ここまで抜け目なく貼られていると、貼ってるときも結構楽しかったんじゃないかな、なんて思っちゃう。

 

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野郎ラーメン。一見豪快に見えて厳重で丁寧。野郎ラーメンもそういう姿勢で作られているに違いない。

 

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もういかにもあきばお~って感じ。

 

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ピタットハウス。もうちょいピタッと貼らなくて大丈夫か?

 

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地下にあるタイプの、歴史ありそうなライブハウス。ベニヤ板を土のうで固定していて強そう。長年の知恵って感じ。

 

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日高屋。ショーケースだけは死守しかったらしい。餃子が安い。

 

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みんな大好き魚金は段ボール。

 

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ゴミ捨て場みたいなビジュアルだが、段ボールを土のう的活用している例。実は合理的なのかもしれない。

 

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多量のベニヤ板が都合良くあるとこういう、鉄壁の防御ができる。

 

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売ってるのはパンでも貼り方は「米」。

 

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TENGA屋さんは珍しい「井」型の貼り方。マスをかく、ということでしょうか。

 

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アップルストアに土のうがある光景は新鮮。

 

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いかほどの効果があるのかは分からないが、侘び寂びを感じさせる、ぽつんと置かれた土のう達。禅の精神。

 

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「そう。すべての土を、この袋の中に。」

 

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アップルストアはやっぱりアナウンスも斬新で、各店舗「台風のため休業です!」「ご迷惑おかけし申し訳ございません。」みたいな苦悶の表情で焦燥感ある案内を貼る中、この「ちょっと営業時間をアレンジしてみました。この遊び心、いかが思われます?」みたいな余裕が感じられていい。このスタンス、通常とは少し異なります。

 

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ずいぶんロックな養生テープの貼り方だな、と思ったらそういうデザインのガラスだった。君はテープを貼らない。

 

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それでもやっぱり銀座のお洒落なお店は土のうを置いてもお洒落で、

 

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この 土のう、一歩またいだら大人になれる気がしたよ。

小泉進次郎っぽい発言を自動生成して環境大臣を目指す

どうも、もひもひです。

話題の小泉進次郎環境大臣ですが、環境省のサイトに記者会見の全文書き起こしが載っている。

www.env.go.jp

これを自動生成ツール

peta.okechan.net

に打ち込んで、答弁を自動生成します。

以下、もひ泉進次郎環境大臣の答弁です。

今日の、意識が変わり、社会が、実現に向けて、一つ一つは、この気候変動の取組や、それを支えるような社会、これが世界で勝負はできるはずだと思ってますから。仮に私がその部分を担当する日が今日なのですけれど、あの景色っていうのは、私も印象的だったのは、そういうきめ細かい構図の見方、その分野においては、私はいつも行きます。

思ったより小泉進次郎を感じますね。 最後の「私はいつも行きます」のあとに遠い目をしてそう。

今、日本政府を挙げて、インバウンドの投資をやっている時に、例えば、今まで環境省の職員のみなさんいますから。今日1日だって、これだけ、1日だって、これだけ、1日で、日本に来た外国人の方にも意見を聞きながら、後押しをしたり、連携をしているときに、暑い中寒い中、忙しい中、忙しい中、移動の時間をかけて環境省から本府にいくようなコスト、そういったことを念頭において、しっかりとコミュニケーションをとって、前に踏み込んでくれてるんですよ。

同語反復してるのはバグなんだろうけどそこがまたかえって小泉進次郎らしさを増してるのが面白いですね。

様々できることあると思うんです。そこにはイノベーションも大事だから、私は折を見れば、日本以上に、そういった取組が出てきていることは素晴らしいことだと思いますし、今すぐ説明責任を果たさなければいけないことがあるという時に、こんなに露骨に売り込まないんですよね、いいもの持ってますから。この大阪で決められたことの目標の達成に向けて全速力で走っていきたいと思います。

なんか慣れてきましたね。

海洋プラスチックの量は減るので、残念ながらベストスリー、この中でも、経済や雇用とか、他のところ行けば、全然、沿岸部とは違うアメリカが離脱をするという、抜けても抜けなくても日本のプレイヤーとしての力や社会の中に入ってしまいます。そういったことを省きながらも、メディアの皆さんの協力もぜひ仰げればと思っています。

メディアの皆さんの協力も仰ぎたいらしいです。

どんな閣僚が来るかわからない、自然とともに生きてきた、それを支えるような社会、これが世界で広がってます。だからこれから日本のいい部分と、そして、海外国内、国内では国民運動に広げ、海外では、日本の海洋への排出量は大きいです。9割超えてますから。そういうことをよくよく考えて、目の前の大阪で決められたことの目標の達成に向けて全速力で走っていきたいと思います。

良い所信表明でしたね。

以上で、もひ泉進次郎環境大臣所信表明演説を終わります。