ゆめしま海道+しまなみ海道=ゆめしまなみ海道 をサイクリングした
一昨年の夏は「しまなみ海道」、
昨年の夏は とびしま海道+しまなみ海道の「とびしまなみ海道」をサイクリングしたが、
今年は ゆめしま海道+しまなみ海道の「ゆめしまなみ海道」を走った。
8月15日土曜日、成田空港。
ガラガラの第3ターミナル。お盆真っ最中の空港とは思えない光景。
ジェットスター。これまでは搭乗までバスに乗ることが多かったけど、減便のせいか最近は歩いて乗れる。
付け根側から見た伊豆半島、かわいい。
大井川。アルプスから都市部に注ぐ様子がよく分かる。
これは発育途中の北海道。
こんもりとした島。
瀬戸内海の島々を上から眺めるのは好き。
この島で生まれ育ってたらどんな人生を送っていたんだろう、とか考えちゃう。
松山空港着、バスで松山へ。
松山から今治までの電車、停車時間の長い途中駅で撮った。
狂おしいほどに夏。
毎年、松山空港→松山駅→今治駅とバス・電車移動しているとき、心は「早く今治で自転車借りて海を走りたい」という思いでいっぱいで、じれったいから松山と今治の街にネガティブな印象を持ってる。失礼な話である。
今治で自転車を借りる。今年は白色。来島海峡大橋を力いっぱい漕ぐ。このために生きてる。
来島海峡大橋で好きなスポット、「馬島」。数世帯しかない小さい島で、たまたま橋の真下に島があるせいで、一般車両は降りれないが島民だけ車でも降りれる島。道路公団フォントで「ゲートは島民専用です」とか書かれるの萌え死ぬ。
「Islanders Only」の非日常感が最高。日本国民皆、Islandersである。
自転車・歩行者だと謎の歩道橋を伝って島に上陸することができる。
橋の真下に降り立つ。
この島がなんとも最高なのである。
一昨年に来たときは漁村集落に立ち入ったら住民に挨拶をされたりして素敵空間だったのだが、
いつのまにホテル・グランピング施設が開発されていて、
物々しい看板で集落への立ち入りは許されなくなってしまっていたが残念がる資格なんかない。皆、生活があって経済がある。
しまなみ海道を四国側から渡るメリットは、走り始めから来島海峡大橋・馬島という最高スポットを通れること。デメリットは初っ端がクライマックスになってしまうこと。
いつも食べてる気がするストイック鯛めし。
素朴でいて、
安いんだよなあ。
けん。
平然と書いてるけどこの日は40度近くまで行く日で熱中症寸前になった。考えたら去年や一昨年は6月下旬や7月上旬に行っていた。真夏にサイクリングするもんじゃないです。
大三島で一泊。
宇和島の鯛は美味しいです。
今見返すと昼も夜も鯛だった。
就寝して2日目。
海水浴場。関東の海水浴場もお盆の日曜日でこのくらいの混み具合なら毎週でも行きたいなあ。
で、因島から生名島まで船で渡って、ここから「ゆめしま海道」へ。
渡し船に自転車乗せる過程は何度来ても好き。
アメリカみたいでかっこいい。
爽快の限りを尽くす。
しまなみ海道と違って、ゆめしま海道の橋は高速道路ではなく普通の生活道路だから橋ものんびりしてて気持ちいい。
ゆめしま海道。
弓削島で食べるポークグリル。島の豚さんは、島で採れるレモンを食べて育つんだそう。贅沢だなあ。
本土と橋でつながってない島の海水浴場はほぼ無人である。
手を挙げればどこでもバスに乗れるとき、バス停の定義とはなんなのだろう。
海をバックに夏休みの宿題をする小学生、ミシンで縫い物をするご老人。
船に乗って島を去るとき、キノの旅みたいな気分になる。できることなら俺だって1島3日間ずつ滞在したい。
俺の大好きな概念である、
島で唯一の本屋さん。
もうやってないのかと思ったら、お盆休みなだけでまだまだ現役だった。
テーブルに反射する橋。
愛くるしいフォント。
郵便バイクも船に乗るのなんかおもしろい。
ということで、今年も良い瀬戸内海でした。
来年も行くぞ~