内容に自信がないので虚勢を張っています。
冬コミ、お疲れさまでした。
東2ホール入って5秒くらいの場所です。本日はよろしくお願いします。 pic.twitter.com/HOqlh8gqrt
— もひもひ /村上春樹っぽい本の人 (@mo_himo) 2016年12月30日
スペースに足を運んでくれた皆様、ありがとうございました。
それにしても、オリンピックに向けてホールが増えたり、その分導線が狭くなって混んだり、いろいろ大変でしたね。今後も2020年までどんどんとエリアも狭くなるようで、今しばらく混乱が続きそうです。
で、今回、冬コミのついでに今話題の
豊洲市場(予定地)を見てきたんです。
そこで私は思ったんですね。
ここでコミケ出来んじゃん。いや、むしろこれコミケのために作ったんじゃねーの。って。
以下、タイトルの通り、豊洲市場の外観を一目見たわたしが感じた、豊洲市場がいかにコミケ向きに作られているかをご説明します。
1.敷地が広くて交通アクセスが良好
ゆりかもめの駅と首都高出口が直結しています。
ゆりかもめだけでは輸送能力的に厳しいかとは思いますが、東京メトロ有楽町線の豊洲駅からは約1.4キロ。
たとえば現状のコミケで東1ホール目当ての参加者が、「りんかい線国際展示場駅→東駐車場の待機列→ガレリアを通って東1ホールへ」という導線で移動したり、西2ホールの企業ブース目当ての参加者が「りんかい線国際展示場駅→夢の大橋にある一般待機列最後尾→屋外展示場→パルテノンを下って西駐車場→西2ホール入場」という導線を移動した場合の距離を測るとだいたい同じくらいの距離なので、非現実的な距離にも思えません。
りんかい線+有楽町線の2馬力で輸送できると思えば、(通常時にアクセスが良いかは置いておいて)コミケ的には最低限のアクセスは備えていると言えます。
2.大手サークルに完全対応している
工事でトラックヤードが減少したり、東7ホールではシャッターの下にサークルを置けないなど課題だらけの某ビックサイトでしたが、
見てください! この幅広いトラックヤード!!
怒涛の6連シャッター! これで大手サークルを配置し放題!!
しかも屋根が付いていて、雨が降っても会計のときに濡れないという気の利きようです。
3日目の比村乳業クラスの長蛇になっても、この運河沿いの道にダダ伸ばしにできます。あとこのスペースは海風をダイレクトに受けて辛そうなので、徹夜待機列とかにも良いかもしれませんね。
3.一般/サークル双方の参加者導線がある
実際のイベント参加者の導線を考えてみましょう。
まず、こちらが一般参加待機列のスペース。
で、こちらが入場導線。スロープでそのまま会場内に入場できます。
サークル入場時間帯のチケットもぎりや、今後カタログ購入制になった場合のカタログチェックがここでできます。
さらに、チケット/パンフの販売所まですでにある気の利きようです。
窓口数はやや少なめですが、たとえばピッタリ払える人は特設テントで購入。高額紙幣や領収書が欲しい人はこの窓口へ、みたいな振り分けもできそうです。
一般待機列が移動後も、サークル参加者は2階の通路を使ってホール移動ができるので、9時半の館閉鎖も必要なくなります。完璧ですね。
4.病院がある
よく人が倒れる夏コミも、これだけ近くにでっかい病院があれば緊急搬送し放題ですね。
※追記:こちらの病院は緊急用ではないそうです。
5.コスプレエリアのロケーションが神がかってる
近年特に混雑が顕著なコスプレエリアですが、もし豊洲市場開催になれば
見てくださいこの広大な芝生! TOKYO感満載の背景!!
手前の芝生の傾斜でメイク直しをするレイヤーさんの姿が目に浮かびます。
レインボーブリッジの真ん前なので、夜の撮影もよさそうですね。ナイスなロケーションです。
で、ふと陸の方に目をやると、そこには見覚えのある三角屋根。そう、晴海ふ頭です。
当時乳児の私は行ったことはないですが、あれはビックサイト開催になる前にコミケが行われていたという場所、晴海。つまり豊洲市場は、旧会場の晴海と現会場の有明との中間に位置しているんです。これ、なんか運命を感じません? そもそも「市場」って英訳したら「マーケット」ですからね。
ここまでご紹介したのは、豊洲市場の外観を見たわたしが、「ここでコミケを開催したらこんな魅力があるだろうなあ」と感じた点です。実際問題、市場として作られたこの建物がコミケに転用するのは難しいんだとは思いますが、ビックサイトでのコミケ開催が近年難しくなりつつある中、「こうした魅力を備えた施設がどこかにできて、そこでコミケが開催できたら喜ばしい」と切に思います。
豊洲市場周辺では、すでに架かっているけど封鎖されている橋があったり、
まだ工事が続いているところがあったりもしました。
「豊洲市場」の四文字が除幕されることはあるのでしょうか。果たして。