汝、石動乃絵と同じように小宮恵那を愛しなさい。 ~小宮恵那推しによる Just Because! 聖地巡礼の旅(藤沢編)~

 

 『少女終末旅行』に始まりキノ、宝石の国魔法使いの嫁ブレンドS等々個人的には豊作ムード漂う2017年秋クールですが、

 ここに来て注目度が上がってきたのが、『Just Because!』。

「学園モノ」で「青春系」で「人間模様が複雑」という、今どきのトレンドからはやや逆行したストーリーでありながら、描かれ方が本当に丁寧。

中でも鮮明なのが、少年時代特有の「どっちつかなさ」というか、中途半端さ。

主人公が転校するところからストーリーが始まるのですが、「転校してきたのは高校3年の2学期の終業式」で「新天地と思いきや、4年前まで住んでいた場所なので知り合いがいなくもない」状態で、「すでに推薦で上智(っぽい)大学に合格が決まってて進路確定済み」。

高校3年生の3学期始業式の空虚な感じとか、センター試験から二次試験の、短いようで長い微妙な期間感とか。「何もしないには暇すぎるけど、何かをするには短すぎる」そんな中途半端さと、青春の焦燥感が生々しく表現されています。

当初は「『君の名は。』を意識したのかな?」なんて斜めに見ていた私も、サブキャラだと思っていた小宮恵那がヒロインめいてきたところで態度が一変。

 ↑小宮恵那さん。

 

true tears』然とした展開になってきたところで、石動乃絵を思わせる小宮恵那に目が離せなくなってきた。のでした。

 そんな折、こんなキャンペーンを知ったので行った、というお話。

以下、レポっす。

 

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ということで、藤沢駅に着いて、まず とらのあな へ。スタンプラリーの台紙を貰う。

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「地方」でもなければ「東京」でもない、ありふれた郊外の景色。なんとも作風にあった舞台だとおもった。

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ちょうどお昼だったので、5話で飲み会をしてた中華料理屋へ。駅前でした。

列もできてる繁盛店で、せわしなかった。

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一応劇中と同じメニューを食べました。一応。

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 で、ファースト小宮恵那スポット。の、タリーズ

窓際のカウンター席で、ぐでーーーーーっとしてたお店。

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こちらのタリーズスタンプがある。

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すぐ近くの、江ノ電藤沢駅の真ん前の珈琲屋さん。

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こちらもスタンプがある。

続いて、駅の反対側にあるビックカメラへ。

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だいぶ気合が入ったコーナーに見えるけど、

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これはあくまで展示用のテレビ。で、Just Because! のコーナーは別。

というかこの大きさがこの値段なの、だいぶ安くなってるんだなあ。テレビ。

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こちらが特設コーナー。気合が入ってる。

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というのもそのはず。劇中で小宮恵那がレンズを買うか買わないか悩んでたのがこちらのビックカメラだったんですね。

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小宮恵那とお揃いのCanon製品を買うと台本が貰えるとかなんとか。かしこい。

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次の小宮恵那スポットは、写真を出しても良いだのダメだの話し合ったデニーズ。

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情報量が多い。

そこからもっと北上して、

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湘南藤沢店と言いながらSFCから遠いことで知られる二郎。

たまたま通りかかったけど、駐輪場付きはレア(な気がする)。

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ここから小宮恵那パートは終わって、森川・相馬の初詣スポット。白旗神社

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厳かな雰囲気ですが、こちらもスタンプ設置場所。

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ちょっと歩くと、相馬が中途半端な告白をしたあたりになります。

ほんとは江ノ島とか大船にもスタンプあったり、描かれているシーンは湘南モノレール沿いに多かったりするのですが、時間の制約もあり藤沢駅周辺だけでおしまい。

アニメイトに行ってスタンプを見せて、ポスターを貰う。

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小宮恵那はほとんど後ろ姿ですけどね!!!! 

ということで皆さん、Just Because! を見ましょう。今なら追いつけます。true tears が好きだった人は、きっと好きになってくれるはず。そして、汝、石動乃絵と同じように小宮恵那を愛しましょう。

 

おまけ。

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帰りは東海道線が止まって駅が混乱していたりして、どことなく「あの日」みたいでした。

 

「第2回ウェブメディアびっくりセール」に出た話

第1回に続き、参加しました。

 第2回になってだいぶ顔ぶれが変わってきており、事前の告知の段階でも

 日経新聞の公式Twitterアカウントに、私の本の表紙の画像が表示される、といったコンプライアンス上の問題が生じていました。

ウェブメディアで日経に肩を並べられるのはやっぱり、ドワンゴくらいなんじゃないかと思い、ドワンゴの川上会長に顔の雰囲気が似ていなくもない人に売り子を手伝ってもらいました。

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似てなくもなくないですか??

ちなみに頒布した本は、

 おおかたいつもと代わり映えしていないのですが、

 せっかくデイリーポータルZの主催なので、ということで地味ハロウィンにちなんだ新刊を作ってみました。

インターネット上での分析・論評がだいたいし尽された感があったので、このへんで本にまとめておきたかったなと思った次第。

さらに言うと、恥ずかしい話ってネット上には書きたくないから紙で書いた。後半とかだいぶ恥ずかしい感じになってる。藍華さんに怒られるレベル。

 本書お読みいただいた各位はご存知かとは思うのですが、私も「カブったら面白いじゃん」とは思っていて、誤解を生みそうなタイトルになってしまったので「まえがき」で弁明しておいた。けど、やっぱよくなかったんじゃないかって今にして思って、タイトルって難しい。

ちなみに、会場の様子はこんな感じ。

 

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来場者数自体は前回とほぼ同数だったらしいけど、参加スペースが増えている分、人口密度はかなり上がっていた。

あと前回は別フロアで他の同人誌即売会が開催されていて、そっち目当ての人が午後にちらほら様子を見に来たりしていた。だから12時の開場直後はかなりスカスカ気味で、夕方にかけてだんだん参加者が増えていったイメージ。

一方で、今回は別フロアで類似のイベントもなく、全員がフルで「びっくりセール目当て」な人だったので、滞在時間が長かったのだと思う。開場直後から最後までこの混雑が維持されていた。でも入場制限するほどでもない、ちょうどいい混雑。

客層でおもしろいな、と思ったのは、本の値段を聞いて「高っ」ってリアクションする人が何名か見受けられたこと。印刷費だけでなくもろもろ諸経費も含んで赤が出ないように価格設定してるから、他のサークルさんよりやや高い自覚はあるんだけど、面と向かって言われることって珍しいから面白かった。

同人誌の世界で値段をどうこう言うのはなんかタブー視されていて、「高っ」なんてコミティアでボヤいてなんてみたものなら、長文メモ帳スクショ拡散ツイートの刑に処されるんだろうけど、本イベントの参加者の皆さんはまた別の文脈に生きてるんだろうなあ、みたいな。

嬉しいシーンとしては、「既刊は前回買ったんで結構です!」って言って、新刊を、立ち読みもせず値段も聞かずに手にとってくれる人。挨拶すら交わしてなくても「次も頑張って出そう」って気になったりする。「感想をください」なんて贅沢は言わないけどこういう挙動を見れるだけで嬉しいし、だからこれからも本を書店に卸したりネットで通販したりデータで売ることはないんだと思う。

あと、 終了後に、会場でそのまま打ち上げやる流れも好き。

(ヨッピーさんに髪の毛を掴まれ、セブ山さんにピースを被せられてるのがわたし。)

 

参考、前回のレポ。

mohi.hateblo.jp

 

「第2回 webメディアびっくりセール」から冬コミまでの告知 ~地味ハロウィンの本を出します。~

2017年も残り1ヶ月半くらいですね、恐ろしい。

あと3回イベントに出展する予定なのでその告知になります。

まずは頒布物からご紹介します。

 

①読めば5分で村上春樹っぽい文章が書けるようになる本 シリーズ第2弾

 『ハルキになる3つの方法』

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先日の「おもしろ同人誌バザール」でとうとう在庫がなくなったので、再再再再版くらいしておきました。

以下、本文サンプル。

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②『地味ハロウィンで、絶対にカブらない仮装を考えてみた本。』

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新刊です。地味ハロウィンネタはブログで何度か扱ったんですが、仕上げってことで本にします。非公式ガイドということで。

まだ制作中なので、本文サンプルは仮で。

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地味ハロウィンってなんやねん、って人向けに以前の記事を再掲。

mohi.hateblo.jp

mohi.hateblo.jp

 

③『情報処理技術者(論文)試験を村上春樹っぽく書いたら受かった、本』

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ハルキっぽいシリーズと見せかけて普通に試験対策本っぽくなってしまったアレです。

というか普通に、どの試験対策本よりも受かるんじゃないかって自信があります。知識の暗記とかしたくない人向けの攻略本みたいな感じで使って欲しい。

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④同人イベントの客層をレビューした本

 『同人イベント徹底比較 一番本が売れるイベントはどこか!?』

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これはもう在庫があまりなくて、完売したら改訂版を出そうと思っています。

なので今買うよりは改訂版が出てから買うのがオススメですが、こういってしまうと在庫が捌けずに改訂版に取りかかれないというジレンマがあるので、改訂版がすぐ出ても怒らない人は買ってください。

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⑤『意識が低い人のための、清澄白河グルメガイド』

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ご近所さんと同人イベントで会えたらおもしろくない? みたいな思いだけで作った本です。

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⑥読めば5分で村上春樹っぽい文章が書けるようになる本 第1弾

前述の「第2弾」と内容の重複が多いので、第2弾発刊後はお蔵入りにしていたのですが、数部ほど在庫が出てきたのでイベントに持参します。

ただ、知らないで第1弾と第2弾を買って、読んでガッカリする人がいたら困るので、机の上には並べません。「第1弾くれ」って言ってくれたら奥から引っ張り出す感じの裏ビデオ形式でいきます。

 

そんなこれらの本を頒布するイベントはこちら。

 

①11/18(土) 第2回webメディアびっくりセール @蒲田

 配置スペース:32

入場無料です、公式のアナウンスは以下。 

portal.nifty.com

前回参加時の私のレポはこちらです。

mohi.hateblo.jp

 

②11/23(木・祝) コミティア122 @有明

 配置スペース:A-11b

たぶん1人での参加になるので、お買い物でしばしばスペースを空けてるかと思います。もし買いに来たときにいなかったらごめんなさい。

あと、持って行く本の種類を絞るかもです。

 

③12/31(日) コミックマーケット93

 配置:東6ホール 二-34a

 (カタカナの「二」です。ひらがなの「に」が東7ホールにあるみたいなのでお気を付けください。)

 さまざまな人がいる。

冬コミに合わせてもう1冊なんか出したいな、と思ってる。

 

ということで、今年の冬もイベント会場でお会いしましょう。

地味ハロウィン2017レポと今年の傾向 「女性の、オーガニック好き女性に対するヘイトは、強い。」

去年参加してみて、大変興味深かったので、

 今年も参加しました。以下、レポっす。

 まあもう、開始前にこの人を見た時点で、「ああ、今年も来て良かったな」って思いましたね。

ちなみに私が「イグ・ノーベル賞受賞者」の選定に至った経緯としては、

 

村上春樹やりたいな」←特徴よくわからないし見た目似てないから無理

ノーベル賞受賞者やりたいな」←いまいちピンとこない

イグ・ノーベル賞なら、なんかちょっとズレた感じにすればいけるのでは??」

 

こんな感じ。

 結果的にハルキストに会えたのは良かった。

 

昨年も参加した者として、今年の主な傾向を3点取り上げます。

 

1.職業モノの再現度が高い

 いや、再現度が高いっていうのは当たり前なんですけど、

今年は、「実は本職がコレなんです」「前はコレをやってました」みたいな人が多かった(それを世の中でコスプレというのかは知らない)。

※こう書くと、上記のYoutuberと女子プロレスラーの人が本職みたいに見えちゃうけど、そういう訳ではないです。念のため。

 

2.女性参加者の増加

 

 全般的に女性比率が上がっていましたが、中でも「自分の嫌いなタイプの女をロールモデルにして演じきる」というアブノーマルな楽しみ方が普及していた(特徴として、設定がやたら細かくなったりする)。

※上記の方々に悪意があるとは言っていません。念のため。

決して悪意をぶつける訳ではなくて、12倍くらいに希釈して楽しんでる感じが良くないですかね、現代っぽくて。

特に「オーガニック」(「ロハス」は死語なんですかね、きっと)をテーマにした人が多かったのは、何か思うところのある人が多いんでしょうね。

 

3.社会派モノは少ない

個人的には「マルチ商法の勧誘の人」とか、政治絡みの人とかいるかなあと思ったけど意外といなかった。まあそういう堅いこと考えたくないよね、「地味」に楽しむには。って感じ。

 

ちなみに終了後、「酔っ払った昭和のサラリーマン」の方が主導で、「SNSで知り合った男に会いに行く女」「イヤホンが絡まった大学生」「ゾンビ映画で殺される人」「ハンガーの販売員」「お風呂上がりのOL」等々と打ち上げという名の反省会に行ったんですが、まあ各位家でじっくり1人反省会して1年間悩んで来年に備えたいですね、って感じでした。

mohi.hateblo.jp

昨年の参加後に書いたハウツー記事は汎用性があるので、ご参加各位は反省会の参考資料と心得ると良いです。

 

 

それではまた来年、と言いたいところですが、来月の11/18(土)にこんなイベントもあるらしいですよ。

portal.nifty.com

入場無料・入退場自由らしいので来ると良いです。私も出展します。

ということで、次は蒲田でお会いしましょう。さようなら。

「技術書典3」にサークル参加したところ、この上なくストレスフリーな神運営だった

普通にイベントが終わったときはわざわざレポ書かないので、ブログが更新されるというのは、ただ事じゃなかったときです。

 ということで、秋葉原で開催される技術書典は初サークル参加でしたが、運営があまりに神がかっていて、最高にストレスフリーな頒布が出来たのでご案内します。

 

1.電子決済がすごい

 運営さんが開発(!)してくれた独自(!)の決済システム(!)が無料(!!!)で使えた。

キャッシュレスな頒布、一度やってみたいと思ってたけど踏ん切りが付かない矢先だったので大変良い経験になった。

というのも、技術書典サイト上の告知ページに本の概要と金額を載せたら、当日にスタッフさんにQRコードの付いた値札を貰えた。

これの机の上に置いてあるやつ。立てるペーパースタンドまでセットで頂ける気の利きよう。

あとは、電子決済を希望する参加者さんが、自身のスマホで購入手続きをして、完了画面を見せてくれる。ので、サークル側は端末がいらない(本当は端末があると誤購入時のキャンセル処理ができるらしい。でもスタッフさんに相談したところ、「本部に行ってくれれば管理者権限でキャンセルできるよ」とのこと。まあ、現金で返金しちゃう「運用でカバー」案が楽そうだけれど)。

なので電子決済利用者には、口開けて画面チラ見して、本手渡すだけで頒布が終わる。釣り銭の準備も、盗難防止の意識も、何も要らない。神か。

しかもこのシステムは「後払い」らしく、その場では決済のトランザクションが発生してない?ようなので、タイムロスがない。1秒くらい。

しかも売上はもう今日には振り込まれてた。全部運営さんが肩代わりしたの? お金持ちだ。

ちなみに電子決済ご利用頂いた方は割合にすると15%くらい(うち2名はスタッフさん)でした。次からもっと広まりそう。

 

2.サークル情報の公開ページがすごい

技術書典のサイト上で、頒布物の情報が登録・公開できる(上、前述の決済システムに連動)。

しかも自分のサークルへの「被チェック数」が分かる。さらに、「前回開催時は、平均頒布冊数は被チェック数の平均値の約2倍」という結果が公式ブログに掲載されていたから、「被チェック数の2倍くらい売れるのかなあ」と思ったら、本当に2.21倍売れた。すごい。

 

3.一般入場者へのホスピタリティもすごい

同人誌即売会にありがちな満員電車並の混雑を避けるため、徹底した入場規制でキャパシティをコントロールしている。

このくらいの程よさが維持されている。

それでも待機列が出来ないように、整理券制(+何番まで入場可能かは常時サイトで確認可能)なので、行列に並ばず秋葉原をお散歩して待ってられるっぽい。

さらに、即売会のホールと別のフロアも借りて、見本誌を立ち読みしたり、戦利品を座って読んだりする空間ができてる。コーヒーと水も無料で振る舞われてる。一般入場は無料なのに!すごい!!

 

4.情報公開がすごい

主催の方が放送で、何かとアナウンスしてくれる。スペースにほぼほぼ固着しているサークル参加者にとって、周囲の状況が分かるのは嬉しい。

 

5.参加者の民度が高い

台風接近に伴う大雨のせいで来場者が減ったのか、逆に屋外イベント中止の余波で増えたのか、よくわからないけど参加者の質が本当に良い。変な人いない。良い。

 

あとは個人的に良かったことになります。

 

嬉しかったこと:周囲のサークルさんが本を買ってくれた

お隣のサークルさんが買ってくれたこととか、今までにも何回かあったけど、今回は、両隣+向かいのサークルさんがそれぞれ買ってくれた。コンプリートしたのは初めてだったので嬉しかった。

 

嬉しかったこと:ついでに持ち込んだ、「同人イベント客層レビュー本」の在庫が捌けた

特に技術書に関係ないんだけど、ついでに持って行った「同人イベントの客層をレビューして一番売れるイベントがどこか明らかにする本」が捌けた。

なんでこれが捌けると嬉しいのかって言うと、本書の中で技術書典は「まだ参加したことないからレビュー不可」って記載してたのね。だから今後のイベントでコレを頒布できない(しにくい)というアレを抱えていたのです。

でも今回捌けたから、技術書典の話含めて、いろいろとアップデートして、余ったページを埋めるために載せてた「『騎士団長殺し』を読まずに書いたレビュー」ももう古いので削って、改訂版を出したい。

 

で、次のイベントはコレに出ます。

 来週ですね。よろしくお願いします。

 

働き方改革による唐突な平日休みを活用するための、「みさきまぐろきっぷ」というソリューション

会社員各位におかれましては、「働き方改革」という名の労基署対策の賜物により、唐突な平日休みを付与されて持て余すケースがままあるようですね。

小職におかれましても例外ではなく、上記の件、とある平日が休みになりまして、たまたま朝早く起きましたので、掲題の通り「みさきまぐろきっぷ」を活用の上、三浦半島を目指しました。以下、ご報告します。

 

京急に乗れば三浦半島に行けるわけで、京急は都営浅草線と直通しているのでどこからでも乗れるんですけど、なんかもう通勤電車に乗る気分でもなかったので、コミュニティサイクルで品川へ。

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通勤で使う人も多いからのかな? ポートはキツキツでした。

ポートは芝浦側にあるので、京急の乗り場がある高輪側まで横断します。

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ふと振り返ると、出勤途中の肩を落とし具合がヤバい群衆が見えます。いつもはあっち側なんだなあと妙な感慨にふけります。

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京急のきっぷ売り場にて、「みさきまぐろきっぷ」を購入。3060円。

三浦半島までの往復と、三浦エリアのバス乗り放題と、食事と施設利用がセットになったきっぷで、普通に券売機で買えます。それにしても、品川駅の(JR乗り換えではない)京急改札の存在感の薄さ、ヤバいよね。

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どん! 平日朝の下り電車! 背徳感!!!!

まあ意外と横須賀くらいまでは結構人乗ってたんですが、横須賀中央を越えたあたりからこのくらいの乗車率になりました。

で、終点の三崎口駅で降りて、そのまま三崎港へ。

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どーん! 港だ!! 最高かよ!

上を渡ってる橋は城ヶ島に向かう橋ですね、後ほど渡る。

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「海の見える町」って感じの最高スポットに出くわす。

この左側みたいな、「海辺の町にある狭い道の急な坂」って無性に憧れませんか? 自転車で駆け下りる青春のワンシーン、みたいな。あと右に鳥居があるのもいい。

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鳥居って無性に惹かれるの、なんなんだろう。

異世界への入り口がぽっかり空いている、みたいな? ライトノベルみたいな言い回しだけれど。

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なんかよくわからないけど味がある店舗などがある。

で、掲題「みさきまぐろきっぷ」におかれましては、ご記載の通りまぐろを食べることが出来て、数十店舗の中から好きなお店を選ぶことが出来ます。

パンフレットを見てなんとなく美味しそうなお店に入りました。で、きっぷを渡して出てきたのがこちら。

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どーん! ちらし寿司。って書いてあったけどまだ散らされてない!嬉しい!!

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容赦しない厚さで切られた、赤身、ビンチョウマグロ、中トロが3切れずつに、地魚のキンメとタチウオ、それにサザエさんです。築地場外で食べたらこれだけで3000円くらいしそう!

ちなみに左上にある味噌みたいなやつは、マグロの卵と胃袋。珍味スキーをくすぐるナイス箸休めでした。うますぎかよ。


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おいしいもの食べてのんびりしてると、「まだ東京で消耗してるの?」みたいなこと言いたくなるし、

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平日だからお土産物屋が閉まって閑散としてるのも逆にすがすがしいですね。

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味がある外観のお店が多い。

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東京では見かけないビジネスモデルですね。

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「昭和感」「レトロ」を「SNSアップにおすすめ」って訴求するのがかえって超イマ風で良い。

乗り放題なのでバスに乗って城ヶ島へ。

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 歌詞を考えたりするのに良さそうな空間ですね、作ったことないけど。

 で、またバスに乗って、「小網代(こあじろ)の森」へ。

網代の森というのは、川の源流から河口までがすべて自然環境のまま残されている、という大変貴重なスポット。ブラタモリ的観点でたいへん興味深く、前から行ってみたかったんです。 

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こんな風に散策路が整備されているので歩きやすくて、ここらへんが川の源流のあたり。

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10分くらい歩くと湿地になって、

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もう10分歩くと湿原になって、

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5分くらいで河口にたどり着きます。

川の一生が数十分で追えるんですよ? 植物園かよ! って感じなのに、これが自然環境なのすごい。しかも歩いてる途中、蝶とかめっちゃ舞ってるのもすごい。

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道中での遭遇。めっちゃビビられてる、その姿にビビリましたね!

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で、このウォーキングのゴール地点が油壷に近くて、ここで最後、「みさきまぐろきっぷ」3枚目の「施設利用券」を日帰り入浴に使う最高のプランがあったのですが、

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世の中には色々な事情があり、

「施設利用券」を消化するには

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ちょうど隣にこんな施設があったので、入館。

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平日昼間の水族館。いろいろと込み上げてくるものがありましたね。

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ペンギンの餌やりタイム。どうしても、輪に入れないペンギンの方に目が行ってしまうのである。

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エサだと間違えているのか、エサだと思い込みたいのか、分からないけど、ずっと木の棒を咥えていて、いろいろと込み上げてくるものがありましたね(二度目)。

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いつからだろう。動物のショーを見るとき、動物よりも人間が頑張っている姿に心動かされてしまうようになったのは。

品川に着く頃には帰宅ラッシュの時間になっていて、こうして私はまた都心の夜景の構成要素に戻るのでした。

グルコミとサンクリで、「意識の低い人のための、清澄白河グルメガイド」が、出ます。

私事、清澄白河に引っ越して2ヶ月が経ちました。

 

 

意識高い人向けだと思われがちだけれど、そうでもないよってことが言いたいのと、

 

 

 

個性派揃いの飲食店も紹介したいと思ったので、

グルメ同人誌「意識の低い人のための、清澄白河グルメガイド」を刊行します。

 

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この世で最も意識の低い表紙です。

 

 

頒布予定イベントは、とりあえずは以下の通り。

 

・9月16日(土)「グルコミ大宴会2」(大田区産業プラザPiO)

 配置は、「宴-04」。

・9月24日(日)「サンシャインクリエイション」(池袋サンシャインシティ

 配置は、「B-17b」。

 

 

以下の既刊も適当に持ち込みます。

・「読めば5分で村上春樹っぽい文章が書けるようになる本」

・「一番本が売れる同人イベントがどこか考える本」

 

です。今月もイベント会場でお会いしましょう。

 

あ、そういえば8月のイベントを振り返っていなかったので。

 

 

 

サークルスペース落選という怒涛の幕開けでしたが、タケモトさんのサークルCROSSNEXTさんに委託してもらったり、売り子立ったりで、なんだか普通に3日目にサークル参加した気分だった。

 

 

 

 

あとは1日目によくわからないイベントに出れたり。

 

 

コミケとか落選したの初めてだったんだけど、これからもオリンピックに向けた皺寄せで当選サークル数は減っていくっぽいので、こんなこともあるんだろう。たぶん。

 

 

 

お盆が立て込むせいで、少し遅れて夏っぽいことしようと思ったのに、もうすっかり秋めいていて損した気分。