成田空港に車で向かうと、途中で「成田市街」方面と「成田空港」方面で分岐する標識があって、そこで「ああ、成田は空港だけじゃなくて、普通に住んでる人もいるんだよな」という当たり前のことに気付く。
首都高だと「羽田出口」もそうだし、「浦安出口」もそんな感じがするし、「箱崎出口」もそんな感じがする。
箱崎はジャンクションの印象が強いが、その下には町があって人が住んでいる、というのは、近くに引っ越してきてみて初めて気付いたことだ。
この町の頭上は高速道路が覆う。
じっと見ていると首都高は大蛇みたいに見えてくる。
公園の中央には首都高の支柱が鎮座する。
ジャンプしたら手が届きそうな高さで首都高が走っていて、その下に遊具があって人が遊んでいる。
雨の日も遊べるから良いのかもしれない。
首都高で行き止まりになる。
3層構造で道が架かる。
4本の首都高に押しつぶされそうなセブンイレブン。
”第4層”の箱崎には人が住んでいる。
頭上を巨大な構造物が覆う町には、特有の閉塞感を感じる。のは、まだ慣れていないからなのか。
信号機が頭打ちになっている感じがなんともこの町っぽい。
巨大な構造物と共存する道を選んだ住民たち、というのは異世界っぽさがあって良い。
やっぱりインフラは萌えますな。えぇ。