瀬戸内海にある12個の島々を巡った

先日、しまなみ海道をチャリったって記事を書きました

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が、その続きです。

引き続き、瀬戸内海は最高に「夏」でした。

 

※なお、島のカウントは前の記事から通算してます。

 しまなみ海道の終着地、尾道から電車に乗って、岡山を通って宇野に。

宇野港で船に乗ったところからこの記事は始まります。

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船に乗る。

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物語の序章って感じの空と海。

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このあたりの島々は、「アートの島」ということになっているらしく、とにかく外国人観光客が多い(特に欧米系)。

最近、都内が外国人ばっかりなのに、地方に行っても外国人ばっかりだし、もう日本って外国だなって思った。

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島9つ目:直島に到着。キラキラしてる。

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アートの島なので、船のターミナルがこんな形してる。アートだ。

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一見ありふれた感じののどかな漁村なんだけど、

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こういうオサレ移住系ナントカがそこかしこにあって「気取らない暮らし」って感じの気取った感がある。dancyuです。

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縁側が粋な古民家リノベーション系ゲストハウスに泊まりました。dancyuです。

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部屋の中にテントを立てる、へやキャン方式で宿泊する。

これだと個室じゃなくてもプライベートが確保できて良い(のかもしれないけど、この日の宿泊者は私1人だったのであんま関係なかった)。でも天候の心配せずにキャンプ感が味わえたので良かった。

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ゲストハウスで借りた自転車で島を走る。

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刺身を食べた。

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島内唯一のスーパーは三菱マテリアル生協。

島内に三菱マテリアルの精錬所があり、その社宅やら関連施設もたくさんある。税収が豊かなのか、真新しい建物が多くて、離島だけど田舎っぽさは全然ない、不思議な島だった。

翌朝、船に乗って

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島10つ目:豊島(てしま)

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港近くのガソリンスタンドでマウンテンバイクを借りる。

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のどかな島。

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アップダウンが激しくて疲れた。

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下り坂が急すぎて、海に突っ込んでるような気分になる道。

直島と同じく、欧米系の外国人と、あと日本人だと女性3,4人組みたいな感じの旅行グループが多い。アート目当て。

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島内に数軒ある「ストア」はこんな佇まい。

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別の「ストア」。

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店番している犬がいた。

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瀬戸内の潮風を浴びる犬。気持ちよさそうですごく良い。

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猫は肩身が狭そうだった。

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アート施設の一例。こんな感じで景観に一体化して施設がある。

これは「心臓の音のアーカイブ」という施設。中では心臓の音が聴ける。ドキドキした。

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漁村である。

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甘夏の無人販売がされていた。

瀬戸内で全体的になんだけど、柑橘類がたくさんある。

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あまなつ」ってフレーズを口にした瞬間からもう甘酸っぱくてジューシーな感じするからズルい。

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防波堤のネコは、あくびをしながら~今日も一日過ごしているー

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ネコたち。

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そして日が暮れます。

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夜ご飯はこちらのお店で食べた。東京から移住してきた店主が振る舞ってくれる。

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これは前菜で、この後もコースでいろいろ出してくれた。

お客さん私しかいなくて、お店の人がずっと話し相手になってくれたから人の家でご飯食べたみたいな気分だった。

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宿は、そうめん工場の民泊した。(今度はほんとに人の家に泊まった。)

ここのご主人もお話好きな人で、ご飯から戻ってきたらずっとお話してくれた。生まれてからずっと島に住んでいたそうで、昔の産廃不法投棄で県庁にデモした話とか、そうめん作るのがなんで儲からなくなってしまったのかとか、島がアートで注目されるようになってからの話とか、ベネッセ*1のこととかファーストリテイリング*2のこととか、いろんなことを聞いた。

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外国人が訪れるようになったのはここ数年のことらしいけど、机の上にはこんなのが置かれていた。何歳になっても学び続ける人って素敵だ。

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朝ごはんにそうめんをいただいた。

翌朝、ご主人が車で港まで送ってくれて、船で豊島を出た。旅先でここまで名残惜しいって感じたのは初めてかもしれなかった。

そして、島11つ目:小豆島へ。

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小豆島は、瀬戸内海では淡路島に次いで2番めに大きい島。ファミレスもコンビニもホームセンターもあって、豊島から来るともはや本州って感じがする。

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超地味な観光スポットなどがある。

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「干潮時だけ道が現れ、そこを共に歩いた2人は結ばれる」という超ロマンティック・スポットに、満潮時に1人で来てしまった。ロケをやっていたのでここで引き返す。

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地場のネコに憐れむような目で見られた。

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小豆島の都市部を離れた、とある集落の、家と家の間の路地に入ると、

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船着き場が現れる。

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人影が見えると、対岸から渡し船が迎えに来てくれる。

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70メートルほど対岸の、島12つ目:沖之島は14世帯の漁村。

小豆島に戻り、フェリーに乗る。

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大きなフェリー。

小豆島は島内も普通に本土みたいな雰囲気なのに、それでも橋で本土には繋がっていないのでフェリーに乗らないと出られない。なんか不思議だ。

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フェリーで高松に着く。

ビルを見るのが数日ぶりなので、謎の感慨がある。

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うどん1軒目、市街地のお上品うどん。

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ツルッとしてた。

高松で1泊して、翌朝は早起きして、電車に乗って讃岐の方へ。

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うどん2軒目、まさかコミケ以外でうどんやに並ぶとは思わなかった。さすが食べログ星3.91のうどん屋だ。

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讃岐のうどんの相場はこのくらい。

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トッピングはセルフサービス。どんどん茹で上がるので列の回転は早い。

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だしも自分で入れる。完成した。

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コシが強い。生意気な麺だ。

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うどん3軒目。

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とり天サックサク、麺つるっつる。

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うどん4軒目。暑かったので冷やし。お腹いっぱいだったので、ざる。

急いで空港に行き、飛行機へ。窓際に座れた。

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天気が良かったので、讃岐のため池たちがよく見えた。きっとうどんを茹でるのに使われる。

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訪れた瀬戸内の島々が見え、ハイライトって感じがあった。

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明石海峡大橋。これほど遠くから見ると些細な橋に見えるけど、スケールが麻痺している。

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中央左の島が神戸空港で、右奥の島が関西空港。大阪湾が手に取るように見えた。

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神戸の町並み。山が迫っていて、市街地の幅が狭くて、その分埋め立てで拡張している感じがよく分かる。

去年にハルヒ聖地巡礼したときに、急な坂が多くて大変だったのを思い出した。

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大阪は水辺の都市だ。

こうして、約1週間掛けて瀬戸内海を巡って、関西を眺めて帰京したのが1ヶ月半くらい前の話。

その後、大阪で地震が起きたり、洪水で中国四国が大変なことになったり、その後酷暑が襲ったり、いろいろなことがあった。ニュースで地名を聞くと不思議な気分になる。

*1:各アート施設はベネッセが運営しており、瀬戸内のアート化はベネッセが中心になっている。

*2:社員がボランティアでよく島を訪れるそう