働き方改革による唐突な平日休みを活用するための、「みさきまぐろきっぷ」というソリューション

会社員各位におかれましては、「働き方改革」という名の労基署対策の賜物により、唐突な平日休みを付与されて持て余すケースがままあるようですね。

小職におかれましても例外ではなく、上記の件、とある平日が休みになりまして、たまたま朝早く起きましたので、掲題の通り「みさきまぐろきっぷ」を活用の上、三浦半島を目指しました。以下、ご報告します。

 

京急に乗れば三浦半島に行けるわけで、京急は都営浅草線と直通しているのでどこからでも乗れるんですけど、なんかもう通勤電車に乗る気分でもなかったので、コミュニティサイクルで品川へ。

f:id:mohi_wakame:20160924095648j:plain

通勤で使う人も多いからのかな? ポートはキツキツでした。

ポートは芝浦側にあるので、京急の乗り場がある高輪側まで横断します。

f:id:mohi_wakame:20160924101451j:plain

ふと振り返ると、出勤途中の肩を落とし具合がヤバい群衆が見えます。いつもはあっち側なんだなあと妙な感慨にふけります。

f:id:mohi_wakame:20160924114424j:plain

京急のきっぷ売り場にて、「みさきまぐろきっぷ」を購入。3060円。

三浦半島までの往復と、三浦エリアのバス乗り放題と、食事と施設利用がセットになったきっぷで、普通に券売機で買えます。それにしても、品川駅の(JR乗り換えではない)京急改札の存在感の薄さ、ヤバいよね。

f:id:mohi_wakame:20160924114438j:plain

どん! 平日朝の下り電車! 背徳感!!!!

まあ意外と横須賀くらいまでは結構人乗ってたんですが、横須賀中央を越えたあたりからこのくらいの乗車率になりました。

で、終点の三崎口駅で降りて、そのまま三崎港へ。

f:id:mohi_wakame:20160924122732j:plain

どーん! 港だ!! 最高かよ!

上を渡ってる橋は城ヶ島に向かう橋ですね、後ほど渡る。

f:id:mohi_wakame:20160924121948j:plain

「海の見える町」って感じの最高スポットに出くわす。

この左側みたいな、「海辺の町にある狭い道の急な坂」って無性に憧れませんか? 自転車で駆け下りる青春のワンシーン、みたいな。あと右に鳥居があるのもいい。

f:id:mohi_wakame:20160924122529j:plain

鳥居って無性に惹かれるの、なんなんだろう。

異世界への入り口がぽっかり空いている、みたいな? ライトノベルみたいな言い回しだけれど。

f:id:mohi_wakame:20160924123838j:plain

なんかよくわからないけど味がある店舗などがある。

で、掲題「みさきまぐろきっぷ」におかれましては、ご記載の通りまぐろを食べることが出来て、数十店舗の中から好きなお店を選ぶことが出来ます。

パンフレットを見てなんとなく美味しそうなお店に入りました。で、きっぷを渡して出てきたのがこちら。

f:id:mohi_wakame:20160924125251j:plain

どーん! ちらし寿司。って書いてあったけどまだ散らされてない!嬉しい!!

f:id:mohi_wakame:20160924125213j:plain

容赦しない厚さで切られた、赤身、ビンチョウマグロ、中トロが3切れずつに、地魚のキンメとタチウオ、それにサザエさんです。築地場外で食べたらこれだけで3000円くらいしそう!

ちなみに左上にある味噌みたいなやつは、マグロの卵と胃袋。珍味スキーをくすぐるナイス箸休めでした。うますぎかよ。


f:id:mohi_wakame:20160924142241j:plain

おいしいもの食べてのんびりしてると、「まだ東京で消耗してるの?」みたいなこと言いたくなるし、

f:id:mohi_wakame:20160924134528j:plain

平日だからお土産物屋が閉まって閑散としてるのも逆にすがすがしいですね。

f:id:mohi_wakame:20160924123108j:plain

味がある外観のお店が多い。

f:id:mohi_wakame:20160924123433j:plain

東京では見かけないビジネスモデルですね。

f:id:mohi_wakame:20160924123053j:plain

「昭和感」「レトロ」を「SNSアップにおすすめ」って訴求するのがかえって超イマ風で良い。

乗り放題なのでバスに乗って城ヶ島へ。

f:id:mohi_wakame:20160924135147j:plain

 歌詞を考えたりするのに良さそうな空間ですね、作ったことないけど。

 で、またバスに乗って、「小網代(こあじろ)の森」へ。

網代の森というのは、川の源流から河口までがすべて自然環境のまま残されている、という大変貴重なスポット。ブラタモリ的観点でたいへん興味深く、前から行ってみたかったんです。 

f:id:mohi_wakame:20160924145943j:plain

こんな風に散策路が整備されているので歩きやすくて、ここらへんが川の源流のあたり。

f:id:mohi_wakame:20160924150839j:plain

10分くらい歩くと湿地になって、

f:id:mohi_wakame:20160924152206j:plain

もう10分歩くと湿原になって、

f:id:mohi_wakame:20160924152546j:plain

5分くらいで河口にたどり着きます。

川の一生が数十分で追えるんですよ? 植物園かよ! って感じなのに、これが自然環境なのすごい。しかも歩いてる途中、蝶とかめっちゃ舞ってるのもすごい。

f:id:mohi_wakame:20160924150231j:plain

道中での遭遇。めっちゃビビられてる、その姿にビビリましたね!

f:id:mohi_wakame:20160924172236j:plain

で、このウォーキングのゴール地点が油壷に近くて、ここで最後、「みさきまぐろきっぷ」3枚目の「施設利用券」を日帰り入浴に使う最高のプランがあったのですが、

f:id:mohi_wakame:20160924172336j:plain

世の中には色々な事情があり、

「施設利用券」を消化するには

f:id:mohi_wakame:20160924171718j:plain

ちょうど隣にこんな施設があったので、入館。

f:id:mohi_wakame:20160924171445j:plain

平日昼間の水族館。いろいろと込み上げてくるものがありましたね。

f:id:mohi_wakame:20160924162023j:plain

ペンギンの餌やりタイム。どうしても、輪に入れないペンギンの方に目が行ってしまうのである。

f:id:mohi_wakame:20160924162351j:plain

エサだと間違えているのか、エサだと思い込みたいのか、分からないけど、ずっと木の棒を咥えていて、いろいろと込み上げてくるものがありましたね(二度目)。

f:id:mohi_wakame:20160924170111j:plain

いつからだろう。動物のショーを見るとき、動物よりも人間が頑張っている姿に心動かされてしまうようになったのは。

品川に着く頃には帰宅ラッシュの時間になっていて、こうして私はまた都心の夜景の構成要素に戻るのでした。