「第2回ウェブメディアびっくりセール」に出た話

第1回に続き、参加しました。

 第2回になってだいぶ顔ぶれが変わってきており、事前の告知の段階でも

 日経新聞の公式Twitterアカウントに、私の本の表紙の画像が表示される、といったコンプライアンス上の問題が生じていました。

ウェブメディアで日経に肩を並べられるのはやっぱり、ドワンゴくらいなんじゃないかと思い、ドワンゴの川上会長に顔の雰囲気が似ていなくもない人に売り子を手伝ってもらいました。

f:id:mohi_wakame:20161117144333j:plain

似てなくもなくないですか??

ちなみに頒布した本は、

 おおかたいつもと代わり映えしていないのですが、

 せっかくデイリーポータルZの主催なので、ということで地味ハロウィンにちなんだ新刊を作ってみました。

インターネット上での分析・論評がだいたいし尽された感があったので、このへんで本にまとめておきたかったなと思った次第。

さらに言うと、恥ずかしい話ってネット上には書きたくないから紙で書いた。後半とかだいぶ恥ずかしい感じになってる。藍華さんに怒られるレベル。

 本書お読みいただいた各位はご存知かとは思うのですが、私も「カブったら面白いじゃん」とは思っていて、誤解を生みそうなタイトルになってしまったので「まえがき」で弁明しておいた。けど、やっぱよくなかったんじゃないかって今にして思って、タイトルって難しい。

ちなみに、会場の様子はこんな感じ。

 

f:id:mohi_wakame:20161117144153j:plain

来場者数自体は前回とほぼ同数だったらしいけど、参加スペースが増えている分、人口密度はかなり上がっていた。

あと前回は別フロアで他の同人誌即売会が開催されていて、そっち目当ての人が午後にちらほら様子を見に来たりしていた。だから12時の開場直後はかなりスカスカ気味で、夕方にかけてだんだん参加者が増えていったイメージ。

一方で、今回は別フロアで類似のイベントもなく、全員がフルで「びっくりセール目当て」な人だったので、滞在時間が長かったのだと思う。開場直後から最後までこの混雑が維持されていた。でも入場制限するほどでもない、ちょうどいい混雑。

客層でおもしろいな、と思ったのは、本の値段を聞いて「高っ」ってリアクションする人が何名か見受けられたこと。印刷費だけでなくもろもろ諸経費も含んで赤が出ないように価格設定してるから、他のサークルさんよりやや高い自覚はあるんだけど、面と向かって言われることって珍しいから面白かった。

同人誌の世界で値段をどうこう言うのはなんかタブー視されていて、「高っ」なんてコミティアでボヤいてなんてみたものなら、長文メモ帳スクショ拡散ツイートの刑に処されるんだろうけど、本イベントの参加者の皆さんはまた別の文脈に生きてるんだろうなあ、みたいな。

嬉しいシーンとしては、「既刊は前回買ったんで結構です!」って言って、新刊を、立ち読みもせず値段も聞かずに手にとってくれる人。挨拶すら交わしてなくても「次も頑張って出そう」って気になったりする。「感想をください」なんて贅沢は言わないけどこういう挙動を見れるだけで嬉しいし、だからこれからも本を書店に卸したりネットで通販したりデータで売ることはないんだと思う。

あと、 終了後に、会場でそのまま打ち上げやる流れも好き。

(ヨッピーさんに髪の毛を掴まれ、セブ山さんにピースを被せられてるのがわたし。)

 

参考、前回のレポ。

mohi.hateblo.jp