異世界は川崎にあった

電車に乗った時、行き先が知らない地名だと、
それがどんな場所なんだろうって、一瞬でも意識します。

都心だと大抵は、終点は乗り換え駅な訳ですが、

川崎にはリアルな終着駅があります。
その先は海だから線路がなくて、乗り換えもない。

人もいなくて、猫がいる。

すごい監視してる。

あと、自分がどんな顔をすればかわいいか、

どんな姿勢をして、どんな場所にいれば愛おしく見えるかを、
すべて計算し尽くしている猫がいたりします。
前足の汚れすら、あざとい。

用事がないとまず行かないような場所に行く用事を作らないと、
行かない場所に行けないまま人生が終わってしまいます。

気を付けたい。