『深夜特急』(沢木耕太郎)で巡る香港・マカオ

旅人のバイブルと数十年間言われ続けている、『深夜特急』。

1巻で登場する、香港へ。

「香る港」という名にふさわしい、雨の似合う街でした。

スターフェリーは現役。

ネットで話題の九龍城砦はもうない。
でも、奥に見える森の辺りが跡地です。

だけど、重慶マンションは今でも当時のままのアングラ感を誇っていました。

暑いから男性は上裸が多い。
(この写真友人に見せたら、右下に生首写ってるって言われた。)

「香港は毎日が祭りのようだった」とはまさしくその通りで、

路上に車をひっくり返して映画のロケしてるかと思ったら、

野次馬が殺到して撮影中止になったりしていました。

中国語って知らなくても雰囲気で意味わかるから好き。
旅先で見ると、頭使わずに意味入ってくるから高揚した脳に良い。

マカオへ。
深夜特急でおなじみの「カジノ・リスボアの”大小”」。
サイコロの「カシャ、カシャ、カシャ。」という音はやはり、人を殺す音をしていました。

「洋上の冷たい風に小さく体を震わせていると、マカオでの熱に浮かされたようなこの二日間が、ふと、非現実的なものに思えてくる。」
そんな一節の通りだなあと思う、帰りのフェリー。

心の中に住む沢木耕太郎のこと、大切にしたくて、
陸路で国境を越えた経験が人を強くするって信じてる。

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

コミックマーケット90 参加情報

夏です。コミケの季節です!
ということで、参加情報をお伝えします。

・8月14日 コミックマーケット90 3日目(日曜日)
 東5ホール ホ-05b

例のごとく、「読めば5分で村上春樹っぽい文章が書けるようになる本」を頒布します。

正式なタイトルは、『ハルキは比喩が9割 〜学べる!村上春樹の文法術〜』。

 

一応、冬コミ(C89)発行の既刊になるんですが、

何かしらアップデートして再販したいな、と思っています。

以下、エゴサして見つけた絶賛の声。





デザフェス行った

「アート」とか「芸術」って言われるより、
「デザイン」って言われた方が敷居低そうな気がするけど、


(福留茜さん)

行ってみたらやっぱり「ぶっ飛んでるなあ」って


(トウキョウゼンタイクラブさん)

毎回思いますね。


(pontoさん)

スタンプ作ってもらった。とても良い。
これから積極的に押したい。


(鳴初真己さん)

秋も楽しみです。

コミティアに出た

コミティア。行ったのは4回目で、サークル参加は初めてでした。

スペースをちょっと小汚くして、アングラ感を出します。
準備するのめんどくさかっただけ

立ち読みしてくれる人数もそうだし、滞在時間も圧倒的に長かったですね。
10分くらい立ち読みしてる人とかいました。

一般的にはコミケの何分の1しか売れない、みたいなことをよく聞きますが、
客層がだいぶ「物好き」な感じなので、こういうわりかし「物好き」向けな本は売れるのかな、って。

夫婦とかファミリーとか、ちょっとヤンキーっぽい集団とか、客層の裾野が広いのも特徴だと思いました。

また出ようと思います。

「この本、何人で書いてるんですか?」ってたまに聞かれますが、
 ハルキの本は、・メイン執筆がわたし ・デザインに1人 ・監修1人 って感じの3人で作りました。

夏に向けて何か新刊を出したいので、
執筆でもデザインでも、なんか関わってくれる人をゆるりと募集しています。