ゆめしま海道+しまなみ海道=ゆめしまなみ海道 をサイクリングした

一昨年の夏は「しまなみ海道」、

昨年の夏は とびしま海道しまなみ海道の「とびしまなみ海道」をサイクリングしたが、

今年は ゆめしま海道+しまなみ海道の「ゆめしまなみ海道」を走った。

 

8月15日土曜日、成田空港。

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ガラガラの第3ターミナル。お盆真っ最中の空港とは思えない光景。

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ジェットスター。これまでは搭乗までバスに乗ることが多かったけど、減便のせいか最近は歩いて乗れる。

 

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付け根側から見た伊豆半島、かわいい。

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大井川。アルプスから都市部に注ぐ様子がよく分かる。


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これは発育途中の北海道。


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こんもりとした島。


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瀬戸内海の島々を上から眺めるのは好き。

この島で生まれ育ってたらどんな人生を送っていたんだろう、とか考えちゃう。


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松山空港着、バスで松山へ。

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松山から今治までの電車、停車時間の長い途中駅で撮った。


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狂おしいほどに夏。

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毎年、松山空港松山駅今治駅とバス・電車移動しているとき、心は「早く今治で自転車借りて海を走りたい」という思いでいっぱいで、じれったいから松山と今治の街にネガティブな印象を持ってる。失礼な話である。

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今治で自転車を借りる。今年は白色。来島海峡大橋を力いっぱい漕ぐ。このために生きてる。


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来島海峡大橋で好きなスポット、「馬島」。数世帯しかない小さい島で、たまたま橋の真下に島があるせいで、一般車両は降りれないが島民だけ車でも降りれる島。道路公団フォントで「ゲートは島民専用です」とか書かれるの萌え死ぬ。

「Islanders Only」の非日常感が最高。日本国民皆、Islandersである。

 
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自転車・歩行者だと謎の歩道橋を伝って島に上陸することができる。


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橋の真下に降り立つ。

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この島がなんとも最高なのである。

一昨年に来たときは漁村集落に立ち入ったら住民に挨拶をされたりして素敵空間だったのだが、
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いつのまにホテル・グランピング施設が開発されていて、


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物々しい看板で集落への立ち入りは許されなくなってしまっていたが残念がる資格なんかない。皆、生活があって経済がある。
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しまなみ海道を四国側から渡るメリットは、走り始めから来島海峡大橋・馬島という最高スポットを通れること。デメリットは初っ端がクライマックスになってしまうこと。

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いつも食べてる気がするストイック鯛めし。


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素朴でいて、
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安いんだよなあ。


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けん。

平然と書いてるけどこの日は40度近くまで行く日で熱中症寸前になった。考えたら去年や一昨年は6月下旬や7月上旬に行っていた。真夏にサイクリングするもんじゃないです。

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大三島で一泊。


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宇和島の鯛は美味しいです。


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今見返すと昼も夜も鯛だった。

就寝して2日目。
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海水浴場。関東の海水浴場もお盆の日曜日でこのくらいの混み具合なら毎週でも行きたいなあ。

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で、因島から生名島まで船で渡って、ここから「ゆめしま海道」へ。

渡し船に自転車乗せる過程は何度来ても好き。


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アメリカみたいでかっこいい。


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爽快の限りを尽くす。


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しまなみ海道と違って、ゆめしま海道の橋は高速道路ではなく普通の生活道路だから橋ものんびりしてて気持ちいい。


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ゆめしま海道。
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弓削島で食べるポークグリル。島の豚さんは、島で採れるレモンを食べて育つんだそう。贅沢だなあ。


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本土と橋でつながってない島の海水浴場はほぼ無人である。


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手を挙げればどこでもバスに乗れるとき、バス停の定義とはなんなのだろう。

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海をバックに夏休みの宿題をする小学生、ミシンで縫い物をするご老人。


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船に乗って島を去るとき、キノの旅みたいな気分になる。できることなら俺だって1島3日間ずつ滞在したい。


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俺の大好きな概念である、


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島で唯一の本屋さん。


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もうやってないのかと思ったら、お盆休みなだけでまだまだ現役だった。


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テーブルに反射する橋。


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愛くるしいフォント。


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郵便バイクも船に乗るのなんかおもしろい。


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ということで、今年も良い瀬戸内海でした。

来年も行くぞ~

コロナと過ごした6ヶ月 ~写真76枚で振り返る、2020年上半期の東京~

どうも、もひもひです。

スマホの機種変に際し、画像データを取り込みながら、改めてすごい6ヶ月間だったなって思った。から、せっかくなので今のうちに振り返ってまとめておくことにした。何十年後か、一次史料として振り返れたら嬉しい。

 

2020年1月25日、秋葉原

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中国で新しい肺炎が流行っているとニュースで言っていた。秋葉原には中国人のツアー客もちらほら居て、彼ら向けに中国語でマスクが売られている。

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マツモトキヨシで65枚入り609円。この日を最後に、2ヶ月間ほどマスクの大量在庫を見なくなることになる。

 

1月30日、浅草。
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観光客で賑わう浅草。普段よりは少し人が少ない気もする。

 

2月3日、サンリオピューロランド


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案内のお姉さんがマスクをしている。接客業の人がマスクをし始めたのはこの時期。


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キティちゃんもマスクをしていた。

 

2月8日、マニアフェスタ出展。

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2月9日、コミティアにサークル参加。
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いつもより若干一般参加者少なかったかもしれない。コミケ前最後のイベントですね、みたいな話もちらほら聞いた。

 

2月15日、赤羽。丸健水産は相変わらずの混雑だ。
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2月16日、アメ横

観光客が減ったせい? 雨のせい? どちらにせよ日曜の夜とは思えない歩きやすさ。

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2月27日。

トイレットペーパーの買い占めが始まっている、とネットで見た。

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家の近くのスーパーでは、800円の高級トイレットペーパーだけがあった。高い。

 

2月29日、門前仲町

マスクもトイレットペーパーもティッシュも、売り場ではここ数日すっかり見なくなった。

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同日、完全クローズド同人イベント「コロナに勝つ会」を開催。

同日時点で厚生労働省より出ているアナウンスを遵守しての開催。自治体からのアナウンスは特に出ていなかった。
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3月1日、人形町

東京マラソン開催に伴う通行止めに遭遇。
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同日、秋葉原

国内外からの観光客が居ないせいで、かつての雰囲気を取り戻した秋葉原。良い味がでている。

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3月2日、歌舞伎町。

送迎会シーズンなのに例年に比べると半分くらい?
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3月4日、東京タワー。
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3月11日

 コミケに受かった、嬉しいなあ。

 

3月12日、原宿。

学校が休校になったらしく、平日なのに中高生の人通りが多い。

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3月14日、京都。
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お店はどこも普通に営業しているけど、人通りは少なめ。

 

3月15日、関西国際空港

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無人のターミナルで流れる、ヨーロッパの感染状況。

 

3月20日、沖縄。
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沖縄は早くも夏。
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海水浴場のオープンもこの時期。コロナ影響で海開きの式典が中止になっているところが多かったが、国内での旅行に関して公的機関からはなんの要請も出ていなかった(念のため)。

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数ヶ月前に開業したばかりのラグジュアリーなホテルに破格で宿泊した。ちなみにこのとき使った旅行会社は今、破産してしまった。

 

 

 

3月24日、東京駅。

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オリンピック・パラリンピック開催までのカウントダウンは、この時期に極小値をとる。

 

3月25日、自宅近く。

小池都知事が記者会見で「ロックダウン」に言及。今週末は東京が封鎖されてしまうかもしれない。なんとしても食料を確保せねば。
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街に物資がない。

3月28日、上野公園。
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今年の桜は誰にも見られず気の毒である。

「不要不急の外出」の「自粛を要請」という真新しい慣用句が降ってきた初の週末。NHKで「ジョギングならOK」と言っていたので、この日以降、週末はジョギングで都内を回るようになった。

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モニュメント以外に人の姿がない街。大ビジョンに小池百合子の姿が映る。

 

4月4日、銀座。
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 平日は変わらず満員電車なのに、週末の東京だけ街に人が消える。

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パチンコ屋さんも週末のみ休業。今が重要な分かれ目なんだそうだ、都知事が言うからそうなんだろう。


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カウントダウンは365日を足して再び刻み始めた。

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週末の真っ昼間の渋谷スクランブル交差点。

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夜9時でこのくらい。地方都市かな。

 

4月7日、自宅近く。

 

4月12日、新宿。
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人より鳩のが多いアルタ前。
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お急ぎでホビー・おもちゃを買う人が誰なのかはよく分からない。

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歌舞伎町。「遊びに来るな、帰れ」みたいなアナウンスをパトカーが流しているが、いかんせん人が居ない。ジョギングしながら横を通ったが何も言われなかったので、ジョギングはやはり良いのだろう。


4月25日、人形町
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おうち時間を贅沢に過ごしたいのか、今半のお肉売り場が大行列。

列をなす時に奇妙なすき間を開け始めたのもこの頃。

 

4月19日、同居人と河原に行き野営。

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本当にこの時期は朝から晩まで家に籠もってて気が滅入りそうだったから、我々にとっては必要火急な外出だった。ウイルスより人間の方が怖いですね。

 

4月29日。

生まれてから一番気分の乗らないゴールデンウィークの始まり。

腹立たしいほどに天気の良かったゴールデンウィーク

 
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公園で遊ぶことすら禁止されている。
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東京にいると息が詰まりそうで、気の迷いで特急電車に乗る。

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誰もいない自由席で終点まで行ってそのまま引き返す。旅行といえば旅行なのかもしれないので、私は要請に従わなかった非国民です。

 

5月10日、街の家電量販店などが徐々に再開する。も、ディストピアみが隠しきれない。

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5月29日、気付いたら緊急事態は終わっていたらしい。

僕らの空をブルーインパルスが飛んで行った。『イリヤの空、UFOの夏』4巻みたいだ。
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5月30日、銀座。

街に人が戻った。けれどもどのお店もガチガチで入場規制をしているせいで、大行列。異様な光景だ。
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渋谷のダイソーですら入るのにこの行列。
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6月9日、レインボーブリッジ。
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なんで赤いんだ? 覚えてないや。

 

6月6日、秋葉原

 パチンコ屋がこれまでの反動かってくらいに混んでる。

 

6月9日、有楽町。

 「時代はサーバーじゃなくてクラウド」になったこの日も、ジャパニーズ・ノミニケーション・スタイルは崩れていないのが楽しい。


6月20日、舞浜。

たしか数日前に他県への移動の自粛要請が解除されたので、Go To千葉した。
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翌日くらいに、再開が発表される。

 

6月23日、期日前投票

ノンポリなのでノーコメント。

 

7月4日、自宅近く。

 
7月10日、舞浜。

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嘘みたいに空いていたディズニーランド。

 

===

 

改めて振り返ると、旅行したり外出したり結構していた6ヶ月間であった。何十年か経った時に、時代の要請に従えなかった無法者の手記みたいに読み返せたら良いなあと思って書いた。読んで気を悪くした人がいたとしたら、その人の独善性がウイルスよりも怖い。何が不要不急で何が必要火急であるかを決めるのは、少なくとも貴方ではない。これまでもこれからも、自分の人生を生きましょう。

夢から覚めた街、舞浜を見に行く

我々の不断の努力・忍耐により、晴れて都道府県境を越えるお許しを与えられたその日、私は暫定停戦ラインを跨ぎ、数ヶ月ぶりに小池百合子統治下からの脱出に成功した。

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向かったのは、東京ディズニーランド・ディズニーシーが休眠状態にある舞浜の地。東日本大震災時ですら翌月には営業再開をしていたことを考えると、この街が「夢から覚めている」景色というのは大変貴重なのである。

 

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舞浜駅を出てすぐの時点で、すでに立ち入り禁止になっている。

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「監視カメラ作動中」という無機質な警告文。とてもディズニーランドらしからぬ、「株式会社オリエンタルランド」としての統治を匂わせる感じがすごく良い。こういうのが見たかった。

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舞浜駅には意外と人がいて、改札を出るとみんな左に向かう。

f:id:mohi_wakame:20190620112233j:plainイクスピアリが営業を再開しているからだ。

半年ぶりに聞く「いってらっしゃ~い↑」の声に心が躍る。

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入場時には検温が行われ(サーモグラフィーの前を人が歩いていく、空港方式)、なので流れ自体はスムースなのだが、混雑時を想定して待ち行列のラインが引かれている

f:id:mohi_wakame:20190620112338j:plainところ狭しと引かれた線が、狂気を感じて良い。

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この光景はイクスピアリの中でも同様で、各店舗への入場列などがいたるところに引かれている。

f:id:mohi_wakame:20190620112502j:plainまだ引くべき基準も曖昧なようで

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斜めに移動していく「千鳥足方式」を採用している店舗もあった。

とは言えまだ、どの店舗も列ができるほど混雑していない。大規模商業施設の、開業前の地域住民向けプレオープンの時期のような雰囲気。

そこから、公共交通機関であるディズニーリゾートラインに乗る。

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運転間隔は13分。車両1台だけが循環していることになる。

f:id:mohi_wakame:20190620114720j:plain東京ディズニーランド
こちらもソーシャルディスタンスを確保するための線が敷設されている。

f:id:mohi_wakame:20190620114840j:plainベニヤ1個分の間隔を開けて、黄色いテープをトンカチで叩いて貼り付けていく。
それにしても、こんなにジグザグしながら移動したら、駅からパークに入るまでだけで半端ない移動距離になりそうである。再開後、ゲストは体力勝負になりそうですね。

それと気になるのはパーク内。密集しそうな場所でも、ディズニー的に「近付かないで」「離れて」「間隔を開けて」という直球のリクエストは忌み語にしそう。「このあと、皆さんの間をダッフィーたちが通ります。ダッフィーが来た時に通りやすいように、1人分、間を開けてくださいね」みたいなアナウンスをして、「なるほど、ちゃんと間を開けておけばここをキャラクターが通ってくれるかもな」みたいな子供でも分かるベネフィットを訴求して無意識に行動変容を促す、くらいのホスピタリティは発揮してくれる、気がする。密閉・密集・密接はすべてNGワード指定、「あいだ」「すきま」「とおりみち」みたいな言い方になるんじゃないかな、という想像。

f:id:mohi_wakame:20190620114917j:plainホテルも工事中だけど、足場が直接見えないようにホテルの外観を模した布を被せてる。

f:id:mohi_wakame:20190620120328j:plain他にも大規模工事は各所で行われている。

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f:id:mohi_wakame:20190620121057j:plain普段なら絶対に軽トラがいないところに軽トラがいる。

f:id:mohi_wakame:20190620121220j:plainちなみに駅からは外に脱出できないようになっている。

f:id:mohi_wakame:20190620121327j:plainディズニーシー・ステーションは、乗車用と降車用でホームが分かれているので、どういう運用になっているのかと思っていたが、改札機を開放して駅舎から出られないような運用にしていた。

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ちなみにオリエンタルランドの株価は、すでに前コロナ水準に戻ってるからすごい。早く営業再開されると良いですね。

【完全予想】2020年夏以降の同人イベントに起こりそうな7つの変化

中学生の頃、初めてコミケに行き始めた頃にこんなことを聞いたことがある。

コミケに必要なのは、小学生並みの好奇心、中学生並みの体力、高校生並みの結束力、大学生並みの時間、そして社会人並みの財力」みたいなの。

結局社会人になって財力が追いついたときにはコミケがなくなったので難しいですね、

どうも、同人イベントに物申す芸人です。

とうとう宣言解除となりましたが、同人イベントはきっとこれからいろんな変化があるんだろうな、って思って、せっかくなので予想してみました。ソースは全部俺の脳内、7つはあり得る各パターンなので両立しえないものもある。

 

1.一般参加者も事前登録制の即売会が増える

今後、「不特定多数が集まるイベント」というのはきっと風当たりが強くなるだろうし、すると「いえ、特定多数です」と反論しやすい(感染者が出たときも足取りが辿りやすい、ということにしやすい)事前登録制のイベントは増えそう。

数年前からソシャゲのファンイベントとかは「人が殺到」「長蛇の列」とかで叩かれるくらいなら、と登録制イベントが増えたし、技術的には出来る(んだろうけど、どうも同人イベント界隈はアナログ派主催も多いので、どこまでデジタライゼーションが実現するかは肝ですね。技術書典とかコロナ前から近いことやっていたから余裕だろうけど)。

必然的に一般参加の入場料は上がるし、それに伴い参加者1人あたりの消費金額はたぶん増える。から本は売れるようになると思いますね。

 

2.一般参加者入れ替え入場制がデフォに

本を売る同人イベントは、雨風に弱い。なので屋外での開催はまぁ厳しかろう。どうやらお上さんサイドは「会場定員の半分」が1つの基準じみてきていますが、この定員とやら、たとえば大田区産業プラザPiOの大展示ホールで「1,500人」。つまり350spくらいでイベント開催することが多いPiO1階で、「750人」までに抑えなければいけないわけですから、350spで1sp2人いたらそれだけでもう700人。スタッフ・各業者40人としたらもう一般は10人しか入れなくなる。となるともう、200spくらいに抑えて、入れ替え入場制で第1部、第2部、第3部、第4部制くらいになるのが当たり前になりそう。ここは前項の事前登録制との相性は良いね。あとは、限定個数のグッズとか作ると第1部の転売屋に買い占められるケースもあるだろうから、希少な限定グッズを先着順で頒布するようなスタイルは下火になるかもしれません。

 

3.高単価グッズ系サークルはイベントに出なくなる

 前項の後半の話にも近いけど、抱き枕カバーみたいな布モノなど、高単価のグッズサークルはもうオンライン経由の受注生産に切り替わる動きはたぶんありそう。動く金が大きい分、開催可否の読めないイベントに向け数百万円かけて発注するのは無理があるだろうしね。

 

4.地方イベントがちょっと元気になる

各イベント会場で詰められるだけ長机を詰めてたスタイルがタブー視されると、次にあるのは会場費の安い郊外で中小規模イベントが元気になるかもしれない。県境またぐのもしばらくご法度な気配もあるので、すると「無理にインテまで遠征せずに、地元県のイベントさ出るか」という動きは増えそう。同人便箋とか復活したら面白いね。

  

5.本が厚くなる

 内容勝負になるから1冊1冊は厚く充実してくるんじゃないすかね。イベント初売りだとしても、書店委託や電子版でもある程度売れそうなボリュームある本にシフトする気がする。今まで24pの新刊を3種出してたサークルが72pの1種にまとめるイメージ。ペラ本とかペーパーとかグッズに掛けてた工数で本が厚くなる。

 

6.各ジャンルごとのクラスター化が進む

 ここ10年くらいの傾向として、男性向けで言えば葉鍵みたいなパワーのあるオンリーやるようなジャンルが減り、女性向けもオンリー合同開催と言う名の大型イベントに収束されはじめた中で、1,000人くらいで開催規模にキャップがはめられると、特定ジャンルで独自の生態系が息長く続くような、ガルパンみたいなクラスター(いつの間にか忌み語になっていた)のジャンルが流行るんじゃなかろうか、と思ったり思わなかったりする。

 

7.初参加サークルが減り、同人サークルの連鎖が終わる

ジャンルによるとは言え、

「特定のサークルorジャンル目当てに即売会に来る→影響を受けてサークル初参加→出続けることで常連サークルに」というプロセスを1年半~2年くらいで経験している人は多く、見慣れた気がする同人作家も「実は一昨年のコミケに一般参加したのが初めての同人イベントで・・・」みたいな人は多い。

イベントが開催されてない間も、結婚・就職・死去・真人間化等々の事情で同人活動を辞める人も多く、いわば風呂の栓が開いている状態で、「物見遊山で一般参加したら、自分も本を出したくなってしまい・・・」という蛇口は止まっている(中でも最大の蛇口であるコミケが止まっている)。すると、2020年冬だか2021年春だか夏だか冬だか、次のコミケのときには活動をやめているサークルが増え、新入りは減り、参加サークル数がガクッと減っている、というのもあり得ることなんじゃないかと思ってる。

 

そう考えるとやっぱり、規模の大小はさておき「同人イベントが開催され続けている」ということが大事なんじゃないかな、と思ってる。

 という宣伝だった。

【創作/自作小説】闇営業をしている焼き鳥屋に行った。

おうち時間を活用して自作小説を書きました。

内容は完全フィクションです。

 

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通勤という概念が消滅して、はや2ヶ月。”退勤”感のない”退勤”を済ませると、ふと無性に焼き鳥が食べたい自分に気付いた。同居人に聞くと、彼もまたそうらしい。なるほど、外ではよく出るが家だと食べないメニューだからだろうか。

スマホで簡単なリサーチを試みる。インターネットでなんでも分かる時代になったはずだったのに、今ではGoogleで「営業中」となっていても営業しているかは確信が持てない。情報の精度が10年ほどタイムスリップしている。

8時過ぎ。コリドー街はシャッター通りと化している。昨年末、忘年会で金曜日の夜にコリドー街に迷い込み、歩けないくらい混雑していたのを思い出す。新橋へ。「ゴホン!といえば 龍角散。」との看板。今のご時世、ゴホン! は龍角散では済まなくなってしまった。

SL広場へ。人はちらほらいるが、皆帰路につくサラリーマンが駅に向かっている。まるで朝のような光景。人口密度が大きく下がってる分、射程の広さでカバーするためか、キャバクラのキャッチは自転車に乗って迫ってくる。怖い。

目星をつけていた焼き鳥屋は営業していた。真っ暗闇の飲み屋街で誘蛾灯のように1軒だけ明かりが灯っている。ガラガラと扉を開けると、狭い店内はサラリーマンや何をやってるんだかよく分からない人たちで、そこそこ人がいた。そういえば"酔っ払い"という人種を見なくなって久しい。「酔って声がデカくなってしまうおっさん」を見て、もはや慈しみにも似た感情を抱く。緩やかな背徳感を共有した心地よい店内。

時刻は8時半。サラリーマンたちが三々五々、そそくさと店を後にする。さながら通常時の終電30分前みたいな雰囲気。コロナが生んだ時差はちょうど3時間っぽい。

ねぎま、ハツ、砂肝。焼き鳥をビールで流し込む。カウンターの席に常連らしきオッさんは、店員にダル絡みをしている。「うちだといくら飲んでも全然酔えねえんだよ。だから酔いに来てんの!」と。なるほど、これが真理なのかもしれない。ササミは表面にだけ軽く焼き目がつけられ、中はほとんど生。生肉の美味しさの9割は背徳感だと思っているので、今宵のやましさはすごい。やましさオブ・ザ・イヤー受賞である。

人もまばらになった店内を出る。終電が完全に終わったような街の雰囲気。2時か3時みたいな空気が漂っているが、時刻は10時過ぎ。ガラガラの都営浅草線で帰った。

観光客のいない沖縄に行って米軍基地を見た

夏を先取りしたくて、沖縄に行った。

 思ったより夏だったので良かった。

 なぜだか観光客が全然いなかったので

 人気店も並ばずに入れたし

 おいしい食べ物が多くて

最高でしたね。

で、タイトル。別に米軍基地を見に行ったわけではないんだけど

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沖縄の日常にあまりにも近接した米軍基地の存在が印象的だったのでブログを書く。

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「軍用地」という見慣れない単語が街に溢れているし、

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国道を走っていると米軍のパトカーに抜かされる。

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普天間基地、看板は遊園地みたいにも見える。

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基地の隣を野球少年たちが自転車で駆ける。

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「うえはら児童公園」。上半分の空白は普天間基地

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公園の後ろには鉄条網。

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ボールを蹴飛ばしたら入ってしまいそうな位置に基地がある。

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柵1枚で、どこにでもありそうな街と米軍基地がセパレートされているのは、見れば見るほど不思議だ。
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これは嘉手納基地。奥半分に大きな滑走路が見える。

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着色されているのが嘉手納町のエリア。基地が街にあるというより、街が基地にあるといった感じにも見える配分。

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オスプレイ反対Tシャツと米空軍Tシャツが並んで売られてたりする。

どうも東京にいると、沖縄では基地をめぐってイデオロギー対立だけがあるように感じるが、現地では「あるべきではない」とか「容認すべき」とか以前に、そこに”ある”。

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車で沖縄本島を一周し終わる頃には、基地特有の鉄条網も見慣れてきて

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米軍文体も読み慣れてくる。

 「やんばる」と呼ばれる北部エリアは開発もされていなくて、いろいろと予想外があって楽しかった。

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観光ガイドにも載っていない離島で、沖縄人(ウチナーンチュ)で賑わう天ぷら屋さんがあった。

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「お時間のないお客様ご遠慮下さい」とあり、天ぷらを揚げる待ち時間は「約40分」。

ウチナー時間を見せ付けられて、また来るときは天ぷらが上がるのを40分間待てるくらいの余裕を持って来たいなって思った。

東京土のうコレクション2019

台風一過です。どうも、もひもひです。

いかがお過ごしでしょうか。

 

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不謹慎を承知で言いますが、やっぱりこういう非常事態はワクワクしてしまいますよね。防水板みたいな「いつ使うねんこれ」みたいなモノが実際に使われてるのを見るのは楽しい。

で、今日鑑賞したいのが、

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土のう。

この手の災害に不慣れな東京では、ベストプラクティスが何なのか今ひとつ分からないまま、各店舗が思い思いの備えをしていた。一夜明けて、何事もなかったことが分かった上で鑑賞すると非常に趣深い。

例えば上のスギ薬局は、物量豊富な土のうとビニールシートで二段構え。薬剤師らしいダブルチェック体制が敷かれているのが分かる。分かってくれ。

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都市銀行。なんとも銀行員らしい、年季の入った土のうが丁寧に積まれている。土のう出すのに支店長に稟議回したりしたんだろうか。

 

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薄切りの土のうを重ねて並べる焼き肉方式。思想が出るから楽しい。


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ガラス保護のために養生テープを貼ってる例。ここまで抜け目なく貼られていると、貼ってるときも結構楽しかったんじゃないかな、なんて思っちゃう。

 

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野郎ラーメン。一見豪快に見えて厳重で丁寧。野郎ラーメンもそういう姿勢で作られているに違いない。

 

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もういかにもあきばお~って感じ。

 

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ピタットハウス。もうちょいピタッと貼らなくて大丈夫か?

 

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地下にあるタイプの、歴史ありそうなライブハウス。ベニヤ板を土のうで固定していて強そう。長年の知恵って感じ。

 

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日高屋。ショーケースだけは死守しかったらしい。餃子が安い。

 

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みんな大好き魚金は段ボール。

 

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ゴミ捨て場みたいなビジュアルだが、段ボールを土のう的活用している例。実は合理的なのかもしれない。

 

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多量のベニヤ板が都合良くあるとこういう、鉄壁の防御ができる。

 

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売ってるのはパンでも貼り方は「米」。

 

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TENGA屋さんは珍しい「井」型の貼り方。マスをかく、ということでしょうか。

 

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アップルストアに土のうがある光景は新鮮。

 

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いかほどの効果があるのかは分からないが、侘び寂びを感じさせる、ぽつんと置かれた土のう達。禅の精神。

 

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「そう。すべての土を、この袋の中に。」

 

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アップルストアはやっぱりアナウンスも斬新で、各店舗「台風のため休業です!」「ご迷惑おかけし申し訳ございません。」みたいな苦悶の表情で焦燥感ある案内を貼る中、この「ちょっと営業時間をアレンジしてみました。この遊び心、いかが思われます?」みたいな余裕が感じられていい。このスタンス、通常とは少し異なります。

 

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ずいぶんロックな養生テープの貼り方だな、と思ったらそういうデザインのガラスだった。君はテープを貼らない。

 

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それでもやっぱり銀座のお洒落なお店は土のうを置いてもお洒落で、

 

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この 土のう、一歩またいだら大人になれる気がしたよ。